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池田遙邨の世界

昭和東海道五十三次

目録(もくろく)

イメージ

池田遙邨「昭和東海道五十三次(目録)」
1931年 24.0×36.0cm 絹本着色/画帖

江戸時代後期の浮世絵師・歌川広重に影響を受けた池田遙邨は、徒歩による東海道の写生旅行を行いました。1928(昭和3)年、京都在住の遙邨は、広重とは反対の東向きに、京都の三条大橋から東京に向けて出発しました。道中はハッピ姿で写生を続けたそうです。そのときのスケッチをもとに、その集大成として57枚からなるこの作品が1931(昭和6)年に完成しました。遙邨は、1930(昭和5)年と1938(昭和13)年にも東海道の写生旅行を行っており、何度となく東海道を題材とした作品を描いています。
池田遙邨は、次の言葉を残しています。
『私は昭和3年の春、三條(三条)大橋を発って旧東海道筋を日本橋まで全徒歩で画行し、続いて同5年また同じ旅に上った。生来旅行が好きである上に写生旅行を画室の延長であると心得ている私であるから、こうした長途の旅をしたことも再三ならずあるが、特に二度も道を同じ東海道にとったのは、広重の代表作ともいうべき東海道五十三次図絵の影響であった。即ち、つとに広重を敬慕しその版画芸術に魅了されていた私も彼にならって同じ画業を試みてみたかったからである。それで、私はその旅から戻ると、再度の旅行でかなり豊富になった画嚢のスケッチを整理して、東海道五十三次図絵の制作に筆硯を新にした。そして同6年37歳でその完成を見たが、その成果は彼広重が38歳で世に送った保栄堂版に較ぶべきもない稚拙なものであったことはいうまでもない。』

 

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