ナゴヤダルマガエル(ダルマガエル)

ナゴヤダルマガエル(ダルマガエル)

ダルマガエルって何?

 トノサマガエルに良く似ていますが、手足が短くずんぐりした体つきです。田んぼやその近くの湿地で見られ、本州の山陽・近畿・東海地方と香川県・愛媛県に生息し、県内では主に南部で見ることができます。 開発事業による田んぼの減少や、ほ場整備、用水路の改修により激減しているため、環境省レッドリストでは、「絶滅危惧IB類」に、岡山県レッドデータブックでは、最も絶滅の危険性が危惧される種として「絶滅危惧I類」に指定されています。

写真:ダルマガエル
ナゴヤダルマガエル(ダルマガエル)

 

ダルマトノサマ

ダルマガエル(左)とトノサマガエル(右)


ダルマガエルの保護・保全

 倉敷市では、「川辺ふるさとビオトープ」、「溜川公園」などダルマガエルの生息に配慮したビオトープを整備しています。 また、公共事業では、ダルマガエルに配慮した用水路改修を行っています。  

写真:ダルマ水路

溜川

 ダルマガエルに配慮した用水路

 溜川公園のダルマ池

この他、開発事業により、ダルマガエルの生息地がなくなってしまう場合には、学識者、関係者協力のもと安全な場所への保護移動を行っています。 

写真:ダルマガエル保護

 開発予定地にすむダルマガエルを保護


ダルマ保護2  

 保護したダルマガエルは、きちんと記録


写真:ダルマガエルを放す  

 安全な場所に放します。