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平成30年7月豪雨災害 追悼式

「平成30年7月豪雨災害 倉敷市追悼式」及び「平成30年7月豪雨災害の碑」の除幕

 未曽有の豪雨災害から1年となる令和元年7月6日、倉敷市真備支所で、「平成30年7月豪雨災害 倉敷市追悼式」及び「平成30年7月豪雨災害の碑」の除幕を行いました。

 

 

 追悼式にはご遺族や地域の代表の方々、中根内閣府副大臣ほか来賓の方々など約350人が出席されました。

 追悼式で伊東香織倉敷市長は、お亡くなりになられた方々への追悼の意やご遺族へのお悔やみ、被災された皆様へのお見舞いを述べたのち、 これまでご尽力を賜った皆様への感謝と復興への決意を伝えました。

 追悼式後、15時まで、500人を超える市民の皆様から献花いただきました。

 「平成30年7月豪雨災害の碑」は、災害から一年にあたり、亡くなられた方々を追悼するとともに災害の記憶を後世に伝え、復興への誓いを新たにし、災害に強いまちづくりに邁進すべく、設置したものです。 真備支所の中庭にあり、どなたでもご覧になっていただくことができます。

追悼式 次第

  • 開会
  • 黙祷
  • 式辞 倉敷市長 伊東香織
  • 市議会議長挨拶 倉敷市議会議長 斎藤武次郎
  • 追悼の言葉
    • 内閣府副大臣 中根一幸 様
    • 衆議院議員 加藤勝信 様
    • 岡山県知事 伊原木隆太 様
    • 岡山県議会議員 高橋戒隆 様
  • ご遺族代表の言葉 ご遺族代表 齋藤謙介 様
  • 住民代表挨拶 真備地区まちづくり推進協議会連絡会会長 神崎均 様
  • 献花(献奏 くらしき作陽大学音楽学部の皆様)
  • 閉会

伊東香織 倉敷市長 式辞

平成三十年七月豪雨災害 倉敷市追悼式 式辞

本日ここに、ご遺族の皆様をはじめ、ご来賓並びに多くの皆様ご臨席のもと、平成三十年七月豪雨災害 倉敷市追悼式を挙行するにあたり、市を代表してご挨拶申し上げます。

西日本における記録的な豪雨から、今日でちょうど一年となりました。
昨年のこの日、市内の各地において、土砂崩れや浸水被害が発生し、特に、ここ真備地区においては、六日深夜から七日にかけての河川の急激な水位上昇により、堤防が次々と決壊するなど、本市始まって以来の未曽有の大災害となりました。
災害からこれまでに六十二名の方々のかけがえのない命が失われました。
ご遺族の皆様にとりまして、最愛のご家族をなくされました深い悲しみに思いを致す時,胸が張り裂ける思いであります。
ここに、改めまして、ご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。

浸水により、五千七百棟を超える住家が全半壊し、事業所・公共施設・農地など、地区内の多くが被災をしました。二千三百五十名を超える方々が屋根から救助され、慣れない避難所での生活を送られ、現在もなお、約六千九百名の方々が仮設住宅での生活を余儀なくされております。
すべての被災されました皆様に対しまして、心からお見舞いを申し上げます。

災害発生直後、自衛隊・消防・警察・住民の皆様はじめ,多くの方々が,多くの人命を救助して下さいました。
国・県・他の自治体、支援団体、企業の皆様、ボランティアの皆様が、猛暑の中で、市内・県内をはじめとして、全国から駆けつけて下さり、避難所の運営や、被災した住宅、事務所の片づけ、あるいは支援物資や、温かいご厚志を賜るなど、たくさんのお気持ちをお寄せ頂きました。
九月十四日には、天皇皇后両陛下が、真備地区をご訪問賜り、私達の置かれた状況に寄り添って頂き、前に進んでいく大きなお力を頂きました。
ここに、この困難な時にあたり、ご尽力を賜りましたすべての皆様に、深く深く感謝を申し上げます。

被災から一年、私たちは、全市一丸となって、復興に向けて全力で取り組んでおります。
この三月には、真備地区復興計画も策定し、川の安全対策についても、出水期までに決壊箇所の復旧が完了、今後、更なる堤防の強化も行います。小田川合流点の付替え事業も、五年後の完成に向け、先日着工されました。
また、被災された皆様の生活再建に向けて、見守り支援やこころのケア、コミュニティの再生、安定した住まいの確保、産業の再興を進めていくことが必要です。
今後も、国・県・市の連携・協力のもと、全力で取り組んでまいります。

この一年、住民の皆様は、わがまち真備の復興への強い思いを持って、たゆまぬ努力を続けられ、支え合いと強い絆をもって歩んでこられました。
多くのご支援を頂きながら、住宅や、地元で親しまれていたお店の再建も徐々に進んできています。
被災直後には、想像も出来ませんでしたが、現在、真備の田んぼでは、その多くで田植えが終わり、復興への息吹を感じることができます。
子どもたちは、仮設住宅からスクールバスでの通学で大変ですが、校庭から聞こえる元気な声は、私たちを勇気づけてくれます。
まだまだこれから復興には時間がかかっていくと思いますが,私たちは、災害の経験や教訓を後世に伝え、復興への誓いを新たにして、災害に強いまちづくりを行い、この豊かな自然と歴史・文化に包まれたまちを未来へつないでいくため、この、令和元年を復興元年として、皆で頑張ってまいります。

結びに、御霊の永久に安らかならんことを心からお祈り申し上げ、ご遺族並びにご臨席頂きました皆様のご健勝、そして本市の将来にご加護を賜りますよう心からご祈念申し上げまして、式辞といたします。

令和元年七月六日  
倉敷市長 伊東 香織

平成30年7月 豪雨災害の碑文(裏面)

 

 平成三十(二〇一八)年七月五日から七日にかけ、西日本を中心に記録的な大雨となった。倉敷市では、二日間で年間降水量の約三割の雨が降り、六日夜には初となる大雨特別警報が発表された。

 ここ真備地区では、高梁川水系の小田川及びその支川である末政川・高馬川・真谷川の八箇所で堤防が決壊、小田川・大武谷川の七箇所で一部損壊・損傷し、真備地区の約三割、千二百ヘクタールが浸水、その深さは約五メートルにも及んだ。この災害により、六十名を超える尊い命が失われ、五千七百棟超の住家が全壊・大規模半壊等し、二千三百五十名を超える住民が、自衛隊・消防・警察等によって屋根から救助されるなど、市はじまって以来の未曽有の大災害となった。

その後、住民のたゆまぬ努力と、天皇皇后両陛下のご訪問、国県他自治体や各団体をはじめ七万五千名を超えるボランティアなど全国からのご支援により、復興に向けて歩みを進めている。

 災害から一年にあたり、お亡くなりになられた方々を追悼するとともに、災害の記憶を後世に伝え、復興への誓いを新たにし、災害に強いまちづくりに邁進すべく、ここに碑を建立する。

令和元年七月六日   倉敷市