ガソリン等の燃料を取り扱うとき

危険物Q&A


Q7:灯油用の18リットルプラスチック容器でガソリンを運ぶことができるの?


 できません。
 ガソリンの運搬は,プラスチック容器の場合,最大容量10リットルまでです。
 10リットル以下のプラスチック容器であっても,ガソリン用としての性能試験が行われていない容器は,ガソリンの運搬容器として使用できません。


Q8:ガソリンを運ぶときにはどのような容器に入れて運べばいいの?


 危険物保安技術協会の性能試験確認を受けた金属製容器を推奨します。
性能試験確認を受けた容器には,『試験確認済証KHK危険物保安技術協会』の表示がされています。
 なお,危険物保安技術協会が10リットル以下のプラスチック容器でガソリン用としての性能試験確認を行ったものは現在のところありません。
 ワンボックスタイプの自動車や乗用車などでガソリンを運搬する場合は,消防法により22リットル以下の性能試験に適合した金属製容器に限られています。運搬する時は,容器の蓋をきっちり閉め,上向きにして転倒しないように容器を固定するよう,消防法でも示されています。

金属製容器(例) 灯油用プラスチック容器(例)
ガソリン携行缶 灯油用プラスチック容器
消防法の基準適合品 ガソリンを運ぶことはできません

 また、ガソリンの注油口付近の目立つ位置に、携行缶使用時の注意事項をシール等で表示することが望ましいです。

注意事項
Q9:灯油用のポリ容器にガソリンを入れると,どんな危険性がありますか?


 ポリ容器が侵され,変形し,漏れるおそれがあります。また,ガソリンの蒸気圧は灯油の蒸気圧と一桁違うため,キャップ部分などが劣化すると蒸気の圧力に耐えられなくなり,ガソリン蒸気が漏れる危険性があります。
 ポリ容器は,ガソリンとの摩擦で静電気が溜まりやすく,ポリ容器の蓋を開けた瞬間に放電しガソリン蒸気に引火,火災になった事例があります。金属製の容器だと静電気が逃げやすいのでより安全です。
 間違えてストーブに入れると,異常燃焼して火災になります。(灯油:無色 自動車ガソリン:オレンジ色)


Q10:ガソリンを自動車で運ぶときの注意点は?


 乗用車等(荷台が一緒になったワンボックスカーを含む。)でガソリンを運搬する場合は,金属製容器(ガソリン携行缶)で22リットル以下に限られます。蓋をしっかり閉め,上向きにして倒れないように固定して運搬してください。


Q11:金属製のガソリン運搬容器はどこで購入できるの?

 ホームセンター,自動車用品店等で売っています。


Q12:一般家庭で灯油などを保管するときの手続きは?


 一定量以上の危険物を保管・使用するときは,安全を確保する必要があるため消防法や倉敷市火災予防条例による規制があります。
 詳しいことは,最寄りの消防署又は消防局危険物保安課にお問い合わせください。


Q13:セルフスタンドで注意することは?
静電気除去シートに触れてから給油!

 静電気による火災が発生しています(管内事故例なし)。燃料キャップを開けたとき,身体に溜まっていた静電気が放電して,その火花でガソリンの蒸気に火が着いたものです。
 対策としては,車から降りたら,車のドアやボディ,計量機などの金属部分に手を触れて,静電気を取り除いてから燃料キャップを開けてください。静電気除去シート等(約15cm角で手のマークが付いたもの)を用意しているセルフスタンドもあります。


Q14:給油中に注意することは?

給油時エンジンは停止!
 給油中は必ずエンジンを停止してください。くわえタバコやライターの使用はもってのほかです。
 また,燃料タンクの形状等によっては給油口から燃料が溢れることがあるので,給油中は給油口から目を離さないようにしてください。
 軽自動車だからといって軽油を給油することは間違いです。車に適した油種を給油してください。


Q15:灯油を入れるときの注意点は?


 車の荷台にポリ容器を置いたまま灯油を入れると,溢れてエンジンやマフラーの高温部に灯油が接触し,火災になる危険性があります。必ず,容器を車から降ろし,表示枠の中で入れてください。


Q16:ガソリンを容器に入れたいんだけど?


 セルフスタンドでは,性能試験に合格した容器であっても,お客さんはガソリンを容器に入れることはできません。
その際は,必ず従業員の方を呼んで,適正な容器であることを確認して入れてもらって下さい。
 ガソリンスタンドによっては,営業方針でガソリンを容器に詰め替えないところもあります。


Q17:ガソリン携行缶についての注意点は?

 ガソリンは以下のような特性があります。

  (1)引火点が低いため、非常に引火しやすい
  (2)揮発性が高く、その蒸気は比重が重く、滞留しやすい
  (3)流動等の際に発生した静電気が蓄積しやすい
 そのため、取扱いの際には、説明書の操作方法に従い、こぼれ・あふれがないように注意を払いましょう。万一流出した場合は、回収・除去を行い、火気使用禁止等の措置が必要です。また、容器から蒸気が流出しないように容器を密栓し、貯蔵・取扱いを行う場所は火気や高温部から離すことが必要です。さらに、静電気による着火を防ぐために、金属製容器を使いましょう。また、地面に直接置くなど静電気の蓄積を防ぐ必要があります。
 他にも注意点はあります。詳しくは下記の資料を参照下さい。


ガソリン携行缶を安全に取り扱うための留意事項について(総務省消防庁)

なるほど!!ガソリン携行缶(PDF)

ガソリン携行缶 正しく使う6つのポイント(PDF)(危険物保安協会)

 

ガソリン等危険物の事故防止について(総務省消防庁)

生活密着情報~危険物の安全対策(総務省消防庁)


ガソリン携行缶

ガソリン