池田遙邨の世界

昭和東海道五十三次

56.東京(とうきょう) 日本橋(にほんばし)

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■タイトル 「昭和東海道五十三次 東京 日本橋」
■制作年 1931年
■作品寸法 24.0×36.0cm
■材質技法 絹本着色
■場所 東京都中央区
■解説 日本橋は東海道五十三次の東の起点であった。最初に日本橋が架けられたのは1603(慶長8)年で、幾度も架け替えられ、1911(明治44)年に現在の日本橋が架けられた。青銅造りの照明燈のモダンな石橋は、今では高速道路の立体交差の下になっている。
『雨の日も風の日も休むことなく20キロあまりの道具類を肩に歩き通した道中は20日間を要して500キロを踏破。その旅銭は47円余。なんと今(昭和53年当時)のキャラメル1個代である。ひげぼうぼう伸び放題、旅塵にまみれてその姿はルンペン、大東京のど真中、はなのお江戸の日本橋に辿り着いたときはただ感激で胸がいっぱいになり、人目もはばからず欄干に泣き伏したのは、わが生涯最大の劇的なシーンであった。』池田遙邨
 

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