生涯学習概要

生涯学習とは・・・
生涯学習とはどんなものでしょうか?
     
 この機会に少し考えてみましょう。

 平成2年1月にだされた中央教育審議会答申「生涯学習の基盤整備について」の中で、生涯学習推進上の留意点として次のように書かれています。





生涯学習は、生活の向上、職業上の能力の向上や、自己の充実を目指し、各人が自発的意思に基づいて行なうことを基本とするものであること。
生涯学習は、必要に応じ、可能な限り自己に適した手段及び方法を自ら選びながら生涯を通じて行なうものであること。
生涯学習は、学校や社会の中での意図的、組織的な学習活動として行われるだけでなく、人々の活動、文化活動、趣味、レクリエーション活動、ボランティア活動などの中でも行われるものであること。
 これを読むと、生涯学習という言葉が大変幅広い内容を持っており、学習のテーマや材料は身近なところにいくらでもあるということがわかります。学習の目的にも制限はありません。要は様々な学習活動を通じて、生活に変化と彩りを持たすことが大切です。最初は小さな楽しみから始まっても、やがて暮らしに厚みを与えて、毎日をいきいきと過ごす糧になる可能性を秘めています。

 そうすると、生涯学習というのは、市民一人ひとりが自分の生活の奥行きと間口を拡げて、日常をより豊かで張りのあるものにするために、学習や活動、文化活動、ボランティア活動、地域活動などの様々な活動を行うことだということができます。

 生涯学習をそのように捉えれば、それを推進していくことの意義は、結局「市民一人ひとりの生活が、心豊かで張りのあるものになること」を目指すことであり、そのことを通じて人と地域を活性化するところにあります。

 都市基盤がどれほど整備されても、そこに生活する人々が人生や社会に積極的な関心を持たなければ、都市の発展は期待できません。まちづくりに理念を与えるのは、そこに住む人の未来への向上心だからです。そして、それは人が毎日どれほど元気でいられるかにかかっており、その元気を支えるのが生涯学習活動です。
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ちょっと専門的に
世界では

 目を世界に向けてみましょう。
 古来、ギリシャ・ローマの時代から「生涯学び続けること」の大切さは、先哲たちによって説かれています。しかし残念ながら、この時代、教育や学習の恩恵に接することができていたのは、一部の人々だけでした。

 20世紀に入り産業化の進展や情報化の著しい発達による社会の変化に伴い、国際的な機関が生涯学習の重要性・必要性に興味を示し、これを運動に盛り上げていくことになります。そして、1965年12月にユネスコでポール・ラングランが提唱した「エデュカシオン・ぺルマント(永久教育)」(注)により、生涯学習についての本格的な論議が繰り広げられ、生涯学習を教育施策の指導原理として打ち出します。

 その後、各国で生涯学習が政策的に重要視されるようになっていきます。欧州連合が指定した「ヨーロッパ生涯学習年」(1996年)事業やG8が採択した「ケルン憲章―生涯学習の目的と希望」(1999年)がその一例です。

 わが国では、1971年4月社会教育審議会が「急激な社会構造の変化に対処する社会教育のあり方について」を答申し、その中で生涯教育の必要性について指摘しています。これ以降、国の政策として本格的に生涯学習が議論されます。その後の中央教育審議会・社教審議会を経て、「生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律(生涯学習振興法)」(1992年6月)が制定され、国の施策として生涯学習を推進し機会の整備を図り、その振興に寄与することを明確にしています。
(注)エデュカシオン・ぺルマント
当初わが国では、「永久教育」・「恒久教育」と和訳されていましたが、ユネスコが英訳として「ライフロング エデュケーション(lifelong education)」を採用すると「生涯教育」と和訳され、一般に普及するようになりました。

生涯学習とは

 教育基本法が平成18年12月に改正され、あたらしく生涯学習について、次のように記述されました。
(生涯学習の理念)
第3条 国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習でき、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図らなければならない。
 生涯学習とは、いつでも、どこでも、誰でも自由に取り組めるものであり、組織的な学習活動だけでなく、スポーツ活動、文化活動、趣味、レクリエーション活動、ボランティア活動など、幅広い活動の中でも行なわれるものです。また、自らが学習するだけでなく、その成果を地域社会の中で生かすことができれば、学ぶ楽しみも増幅され、学びの輪も広がっていくに違いありません。
 人々は学習することで新しい可能性を見付け、新しい自己を発見することもできるのであり、充実した人生を送るために一人一人が身近なところから行動し、まず生涯学習に取り組んでみることが望まれます。
生涯学習審議会答申「今後の社会の動向に対応した生涯学習の振興方策について」(平成4年7月29日)を参照
倉敷市教育委員会生涯学習課
〒710-8565  倉敷市西中新田640番地 【TEL】 086-426-3845  【FAX】 086-421-6018  【E-Mail】 edulife@city.kurashiki.okayama.jp

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