避難訓練

避難訓練  - 安全に避難するために -  避難をするイラスト

避難時には様々な危険が潜んでいます!
○ 瞬時に運動機能と意識,時には命まで奪う『 煙 』
○ 火災という異常な事態が引き起こす『 パニック状態 』
○ 地震や火災による建物の『 崩壊 』その破片による『 負傷 』
○ 火災時には必ずと言っていいほど発生する『 停電 』による心理的不安と避難への障害
他にも予測できないものを入れるとキリがありません,これらの危険から身を守りながら安全な場所へ避難するために, また建物を利用している全ての人を混乱なく誘導できるようにするために訓練は必要なのです。


訓練ステップ1

自分が普段利用している建物で,避難設備の位置を確認しましょう
あなたが利用する建物に設置されている,『非常口』『避難階段』『避難器具』等, 非常時に建物の外に避難するための設備を探してみましょう。見付けたらしっかりと位置を覚えて下さい。
『非常口』や『避難階段』の上には緑色の誘導灯(写真)があります。 目印にしてみて下さい。

建物内部のどの位置からでも確実に避難できるようにしておいてください。
非常口の写真 誘導灯の写真
(非常口) (誘導灯)


訓練ステップ2

『避難設備』の使い方を確認しましょう
見るだけで確認するのではなく,実際に『非常口』や『避難階段』を通って建物の外に出てみましょう。
 チェックポイント
★ 通路や階段に物が置かれていませんでしたか?
 普段は邪魔にならないと思っている物でも,非常時には多くの人が慌てて駆け抜けるのですから, たった1つの小さな物でも一人がつまずけば将棋倒しになり大惨事につながるのです。
★ 出入口の防火扉(写真) の前に物を置いたり,扉の下に詰め物はしていませんでしたか?
 防火扉は炎や煙から,みなさんを守る大切な扉です。 この扉の前に物を置いていたばかりに扉が完全に閉まらず,上階の人たちが煙の犠牲となり命を奪われたという事が非常に多いのです。
防火扉の写真
(防火扉)


●『避難器具』の使用方法を確認しましょう
 チェックポイント
 『避難器具』は種類やメーカーによって形式が様々です。避難器具に明記されている取り扱い説明をしっかり読んで,使用方法を熟知しておいて下さい。

注 意 !
 避難では階段を優先的に使用します。  避難器具は少なからず危険を伴いますので『最後の切り札』のつもりで使用して下さい。

 しかし状況によっては避難器具を使用しなければならない場合もありますので取り扱いには慣れておく必要があります。

 例えば「夜間の火災で停電も発生!しかも階段付近からの出火で避難階段が使えない」という場面を想像してみて下さい。

 暗闇の中でしかも火災という緊迫した状況で避難器具を取扱うのは容易ではありません。いかに訓練が大切かがおわかり頂けると思います。



訓練ステップ3

● 建物内の人たちを確実に『避難誘導』しましょう
 建物は多くの人たちが利用しています。
 従業員,お客さん,病院ならば患者さんなど様々です。
 日頃から建物を利用している人だけでなく,初めて利用するお客さんもいらっしゃるのではないでしょうか?。
 ここでは,それら全ての人たちが混乱することなく安全に避難するための『避難誘導』について触れてみましょう。


なぜ避難誘導が必要なの?
 大勢の人が利用する建物の火災で恐ろしいのは,皆が一斉に「早く外に逃げたい!」と慌てて出口に殺到するという『パニック状態』です。
 では,どうすれば『パニック状態』を防ぐ事ができるかを考えてみましょう。
パニック状態を防ぐポイント
人々の不安を抑え,落ちつかせる
 一人一人が慌てないという気持ちを持つ事も大切ですが,外部からのお客さんを迎えているような建物では,なかなかそういうわけにもいかないでしょう。
 その場合は、各フロアーで勤務している職員の『落ち着いてください!』という一言でもお客さんは安心するものです。
 また備え付けられた放送設備を活用するとさらに効果的でしょう。
順序良く,効率的に避難誘導する
 せっかく気持ちが落ち着いても,一つの避難口から一斉に避難を行ってしまうと混乱を招きます。
 使用できる避難通路,非常口,階段を有効に利用し,人の流れを分散して安全に避難誘導しましょう。

そのためには
● 放送設備を用いた非常放送
● 誘導員の適正な位置への配置
● 携帯型拡声器などを用いた避難の指示
を行うことが必要です。


訓練ステップ4

●最後は避難後に行うことについて説明します
 消防隊が現場に到着し,活動を開始するのですが,現場の詳しい情報があればより迅速な消防隊の活動につながります。重要な情報を集め,その情報を消防隊に提供することも大切です。


消防隊が火災現場で欲しい情報とは次のようなものです
● 逃げ遅れた人がいますか?  迅速な人命救助活動の為に必要です。
● けがをした人がいますか?  早急な救急車出動の為に必要です。
● 消防隊の活動の障害になる物はありませんか?
  (高圧電気設備,高圧ガス容器,ガソリン等危険物類)
 消防隊員の安全確保の為に必要です。


最後に

 火災の発生した場所によって,避難する方法や使用できる階段等の設備は変わります。様々な火災を想定して,実りの多い訓練を行ってください。
 そして、訓練では,失敗を恐れないでください。むしろ失敗は宝なのです。訓練での失敗を教訓にすれば,実際の火災で効果をもたらすのです。


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