真備エリア歴史と文学が織り成す軌跡を訪ねて

竹林と田園風景のやさいい時間が流れる町

竹林や田園が広がるのどかな風景…そんな印象の「真備」倉敷市には平成17年に合併した真備は、倉敷のベッドタウンとしても人気が高い町だ。
タケノコの生産地で、その生産量は県下一でもある真備町は、竹細工、竹炭、竹水を使った化粧品など新しい特産品作りにも取り組んでいる。また、春のたけのこ掘りは、家族で楽しめるおすすめの人気スポットだ。
古い伝統を大切に、新しい物を生み出す…その信念を中核に今も発展し続けている。

まびのたけのこ

春にはたけのこ掘り体験が楽しめる。管理された竹林も美しい。

奈良時代の才人「吉備真備」とミステリー大家「横溝正史」

真備は、奈良時代の政治家「吉備真備」が晩年を過ごした事でも有名である。吉備真備は遣唐使とし中国に学び文化や学術を日本に持ち帰った。その名残か、吉備真備公園では中国風の建築様式を見ることができる。
また、ミステリー大家「横溝正史」は真備に疎開し執筆活動をしていた。彼は周辺の言い伝えから構想した作品を残している。小説「本陣殺人事件」もそのひとつ。名探偵・金田一耕助が初めて登場する作品だ。
真備町は、歴史と文学の繋がりが深い町でもある。

まきび公園金田一耕助のシルエットが浮かぶ

(左)吉備真備は豪族ながら右大臣まで出世し政治家として活躍。
(右)金田一耕助のシルエットが浮かぶ仕掛けを配した横溝正史疎開宅。