倉敷市の景観に関する受賞歴

 倉敷市は、市民や事業者と共に、歴史的なまちなみの保全や美しい景観まちづくりを進めてきました。その取り組みが評価され、景観に関する様々な賞を受賞しています。
 これらの賞を励みに、今後とも豊かな自然と優れた歴史的環境を活かした良好な都市景観の形成のため、より一層景観まちづくりを推進してまいります。


アジア都市景観賞

受賞の概要

 受賞名 : 2012年アジア都市景観賞「大賞」

 地区名 : 倉敷美観地区

 受賞者 : 倉敷市

受賞  プレゼン  集合
      授賞式の模様        伊東市長によるプレゼンテーション       受賞都市

 アジア都市景観賞は、アジアの人々にとって幸せな生活環境を築いていくことを目標に、国連ハビタット福岡本部、アジアハビタット協会、アジア景観デザイン学会、そして福岡アジア都市研究所の4団体によって、2010 年に創設された景観に関する国際賞です。

 国連ハビタット福岡本部については国連ハビタットHP
 アジア景観デザイン学会についてはアジア景観デザイン学会HP
 福岡アジア都市研究所については福岡アジア都市研究所HPへ

受賞の講評

 「倉敷美観地区」は江戸時代以降の景色を色濃く残している歴史的なまちなみが素晴らしい。また、市の電線類地中化事業やNPO法人による町家の再生・活用など、民と官の協働によるまちづくりの取り組みは、評価に値するものである。

受賞者のコメント

 この度、「倉敷美観地区」が2012年のアジア都市景観賞大賞を受賞することができ、大変光栄なことと思っております。
 このような名誉ある賞をいただけたのは、江戸時代以降の白壁の町並み保全を官民で取り組んできたことが高く評価されたものだと思っております。そしてまた、地元住民の方々をはじめ、関係者の方々の長年のご尽力の賜物であると思っております。
 今回の受賞を契機に、「倉敷美観地区」を広くアジアの方々に知っていただき、ここを訪れてもらうことにより、多くの方々に、倉敷の魅力を感じていただきたいと思っております。

都市景観大賞『美しいまちなみ大賞』

受賞の概要

 受賞名 : 平成22年度都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」

 地区名 : 倉敷美観地区

 受賞者 : 倉敷伝建地区をまもり育てる会
       特定非営利活動法人倉敷町家トラスト
       倉敷市

授賞式の様子授賞式会場にて受賞団体への報告会
             授賞式の模様           受賞式典会場にて          受賞者を交えての報告会

 都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」は、NPO等のまちづくり組織と地方公共団体とが協働して美しいまちなみの形成を行っている優れた地区に授与される賞で、広く紹介することにより、当該地区のさらなる取組みの契機としていただくとともに、全国にわたって良好な景観をもったより良い都市空間の形成が進んでいくことを目指し、国土交通省の後援により実施されているものです。

 特定非営利活動法人倉敷町家トラストについては倉敷町屋トラストHPへ
 国土交通省の記者発表資料は国土交通省HP


受賞の講評

「保存された古民家の再利用方法が格段に洗練され、創造的である。旅館、レストラン、カフェ雑貨商などの内装、業態、サービス形式、商品開発の独創性が極めて高く、古民家、町並環境と平仄※がうまくあっている。また空き地隠蔽の塀や民家軒先飾り、門灯などの町並修景のディテールに関する集合的なライフスタイルができている。さらに空家の再利用、補修に関する組織的な民間団体「倉敷町家トラスト」の活動が活発であり、既に数件の改装貸し出し、改装テナント仲介などの実績がある。また古民家再利用に関するコンサルテーション業務に新しい産業化の可能性も見出せる。

以上の活動の担い手はいずれもこの町に長年住みついた市民またはその後継者が多いことからして、財産の再投資運用によるライフスタイルの発展的継承という点で都市文化の再生産システムがうまく機能していると思われ、大賞に値するものとして高く評価できる。」

※平仄(ひょうそく):つじつま、条理

 

受賞者のコメント

倉敷伝建地区をまもり育てる会(わが町を語ろう)事務局 角谷義浩
 
 この度、私たちの町が「美しいまちなみ大賞」に選ばれましたこと、うれしいという反面、とても身の引き締まる思いがしております。
 私たちの町には年間300万人もの方がお越しになります。先人が遺して下さったこの町並みに、これほどの多くの方が関心を持って下さっていることは本当にありがたいことです。しかし、いつしか私たちにはそれが当たり前のようになっていました。
 かつて、私たちの先人は住民主体のまちづくりを標榜していたといわれています。こういった先人の遺志があったからこそ、経済成長期の真っ只中にあっても、周囲の発展から取り残されるかもしれない建物規制を当時の住民は受け入れることができたのでしょう。景観を守るためとはいえ、相当な覚悟が必要であったと思います。
 しかし、月日が経つにつれてその覚悟も薄れてゆき、まちづくりは行政任せになっていたかもしれません。私たちの町は私たちで「まもり育て」なければならない、そのことに気付くことができたからこそ、私たちの今日の活動があるのです。
 私たちの会は町内会(約300世帯)を母体とした組織で、小野一臣会長(元阿智神社宮司、93歳)を中心とし誇りある町づくりを目指して活動しています。
 私たちが、町を愛し生活を楽しむ様子を訪れる方に感じて頂きたい、それがなによりの「旅の味わい」だと考えています。 



特定非営利活動法人 倉敷町家トラスト 代表理事 中村泰典
 
 美しいまちなみ大賞に選ばれて、大変嬉しく思います。保存された民家の再利用方法が格段に洗練され、創造的で内装、業態、サービス形式、商品開発の独創性が極めて高く、民家、町並環境と平仄(ひょうそく:つじつま・条理)がうまくあっているとの審査講評でした。
 倉敷美観地区の景観まちづくりが格段に進化(深化)しているとの高い評価だと理解しています。しかし、美観地区の全てがそうであるかと言えば、とてもそのようだとは言えません。今回の大賞はこれからの倉敷に一段と求められている景観まちづくりの方向であると受け止め、更に活発に活動を進めていきたいと思います。平仄があう景観まちづくりは倉敷だけでなく日本国内のあらゆる地域で今、求められていると感じています。 

 



倉敷市長 伊東香織
 
 この度、「倉敷美観地区」が平成22年度都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」を受賞することができ、大変光栄なことと思っております。
 このような名誉ある賞をいただけたのは、これまでどちらか言えば行政主導型であった景観保全の取り組みに、「倉敷伝建地区をまもり育てる会」や特定非営利活動法人「倉敷町家トラスト」など、倉敷美観地区を心より愛する各種団体の積極的な活動が融合し、協働による新たなまちづくりが行われていることが高く評価されたものだと思っております。そしてまた、地元住民の方々をはじめ、関係者の方々の長年のご尽力の賜物であると思っております。
 今後も、協働による新たなまちづくりを推進し、倉敷ならではの個性と魅力を伸ばす景観保全に取り組み、ここを訪れる多くの方々に、倉敷らしさを感じていただきたいと思っております。

 

その他の受賞歴

過去の受賞歴

 倉敷市では、過去にも景観に関する賞として、以下の賞を受賞しています。

      年度                受賞名                 地区名

    平成 4年度      都市景観大賞 景観形成事例部門(地区レベル)    倉敷川畔地区
    平成 6年度      都市景観大賞 景観形成事例部門(地区レベル)    倉敷市芸文館周辺地区
    平成11年度          都市景観大賞 都市景観100選         倉敷駅周辺地区