(事例)
差出人が公的機関のように書いてある「消費料金未納分訴訟最終通知書」というはがきが届いた。はがきは圧着式になっており、開くと、「取り下げ最終期日までに連絡をしないと裁判になり、給料・財産が差し押さえられる恐れがある。訴え取り下げの最終期日が今日までなので、取り下げの相談をするために電話するように」と書いてある。正規の請求のように見えるが、どうすればよいか。
(アドバイス)
圧着式はがきでの架空請求の相談が寄せられています。手の込んだ圧着式はがきは、もっともらしく見せかけるための手口です。連絡をしてしまうと、本来はない債務があるかのように話を誘導され、「コンビニでプリペイドカードを購入し、カード番号を教えるように」と言われます。このような架空請求のはがきが届いたら、次のことに注意しましょう。
(1)相手にせず無視する
電話をしてしまうと、新たな個人情報を知られてしまい、別の方法で架空請求されることがあります。
(2)絶対に支払わない
プリペイドカードの番号を教えたり、番号の写真をEメールで送ったりしないようにしましょう。
不安な場合は、はがきに記載された番号には電話せず、消費生活センターに相談してください。