自然保護監視員だより

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 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

・ 2019年7月7日

ハイイロゲンゴロウ、ヘビトンボを観察(茶屋町)

2019年7月7日

 7月7日、茶屋町内の用水路でハイイロゲンゴロウ、ヘビトンボを観察しました。

 町内の用水路の水位は田植えの後で高くなっていますが、ミシシッピアカミミガメをよく見かける場所で今回は網で水草付近を探ってみました。1㎝程度のヌマエビと共にハイイロゲンゴロウ、ヘビトンボの幼虫が入っていました。ハイイロゲンゴロウは水田などで時々お目にかかっていましたがヘビトンボの幼虫はこれまで気が付きませんでした。ムカデのように見えたので捨てようと思いましたが調べてみるとカゲロウの仲間でヘビトンボと解りました。顎が強くヌマエビと一緒にしていたら襲撃して食べ始めました。幼虫で2年ぐらい過ごし、成虫になると10日ぐらいの寿命だそうです。比較的水のきれいな流れのある場所で石の陰などで生息するとのこと。この時期、上流からの流れに乗ってきたのでしょうか。又は水質改善が進んで住み着いているのでしょうか。

 ハイイロゲンゴロウと餌の奪い合いをしたので別々の容器に入れて様子を見ています。

 

 ハイイロゲンゴロウ

 ハイイロゲンゴロウ

 

  ヘビトンボ幼虫

 ヘビトンボの幼虫

 

 ヘビトンボがエビを襲う

 ヘビトンボがエビを襲う

 

S.K

観察日:2019年7月7日

2019年7月7日 | コメント(0)