本年2月、倉敷市立美術館のコレクションの核となっている池田遙邨の作品と、郷土ゆかりの作家たちの収蔵品をまとめた岡山文庫『倉敷市立美術館~池田遙邨と郷土作家~』が出版されました。
掲載された郷土作家は各分野で53人にのぼり、この中には満谷国四郎や坂田一男ら日本近代美術史において重要な役割を果たした作家の秀作も多数含まれています。また、当館の収蔵品の特色のひとつは、写生画や書簡などの関連資料にありますが、岡山文庫には、こうした写生帖など完成作品以外の資料も採録されています。
このたびの展覧会は、この岡山文庫の出版を記念して、掲載作品を中心に当館が収蔵する郷土ゆかりの作家たちの作品を紹介するものです。江戸から平成に至る郷土作家の多彩な表現をお楽しみください。
●担当学芸員による列品解説会
日時:4月16日(土)14時から〈約40分〉
会場:美術館2階 第2展示室内
※当日は自由に参加していただけます。ただし、入場券が必要です。ご注意ください。