野鳥観察のススメ

野鳥観察のススメ

 四季を通じて滞在する留鳥、特定の季節だけに渡来する渡り鳥、渡りの途中で観られる旅鳥、渡りの途中ではぐれてしまった迷鳥など市内で観られる鳥は非常にたくさんの種類がいます。
 市街地で生活する鳥もいれば、川や海の付近で生活する鳥、山間部で生活する鳥など、鳥たちの棲家はいろいろなところにあります。

 鳥を観ようと思ったら、スズメやハト、カラスなどは市街地でも簡単に観ることができますが、山間部などに生息する鳥たちはその姿を防衛のために隠して生活しています。
 野鳥観察に行っても、鳴き声はすれども姿は見えず、ということも多々あることでしょう。
 そもそも鳴き声で鳥を判別することも初心者には難しいですね。

 いきなり一人で野鳥観察に行っても、疲れるだけで野鳥や自然に親しむことはできないかもしれません。

 そこで、環境学習センターは考えました。
 「行かなくても観れる場所を作ってみたらどうだろう?」
 「鳴き声も聞けるようにしてみようか?」
 「探鳥コースに行かなくても観れるようにできるかな?」

 たぶん、展示作品を見に来てくれた人たちは、鳥たちの魅力にほだされてせっせと野鳥観察に行くようになって、倉敷の自然の豊かさを再発見してくれることでしょう。

市の鳥「カワセミを探そう」観察会で出会える野鳥

【展示期間】2月5日(金曜日)~4月1日(金曜日) ※土日祝を除く
 3月には、市の鳥「カワセミを探そう」観察会を予定していますので、今回のエコライブラリーでのバードカービング作品の展示は、そこで観察できそうな野鳥を集めてみました。
 会場は、環境省から「生物多様性保全上重要な里地里山」として選定されたところで豊かな自然が残っていて、カワセミ以外にもたくさんの野鳥に出会うことができますよ。
 また、中国自然歩道の瀬戸内ルート「倉敷の歴史文化を訪ねるみち」の一部でもあります。

倉敷市の鳥「カワセミ」

カワセミ(川蟬)  みなさんご存知の「カワセミ」。自然環境保全のシンボル的な存在として、いろいろなところで取り上げられています。
 倉敷市でも市の鳥に指定しており、年に一度はカワセミ観察会も実施しています。
 池や川に飛び込んで魚を捕る様子は一見の価値アリですよ。
カワセミ画像
(水島教室・秦菜穂子さん)

 

冬鳥と留鳥

ジョウビタキ(尉鶲)  今の時期は住宅地などにも訪れますので、少し気を付けていれば観察するのは難しくありません。
 オスはよく目立ちますが、メスはルリビタキのメスとよく似た姿をしています。見分けるポイントは、羽にある白い斑紋です。
 オスもメスも杭の上や、アンテナの上など割と見晴らしのよいところに留まっている姿をよく見かけます。
ジョウビタキのオスとメス
(水島教室・原田八郎さん)
ツグミ(鶫)  こちらも冬鳥の代表格で、住宅地のそばにも訪れます。種子などを食べているのか、よく樹の根元をピョンピョンとはねながら移動しているのを見かけることができます。
 「キョキョ、キョキョッ」という声が聞こえたらツグミの姿を探してみてください。
ツグミ画像
(水島教室・辻孝一さん)
モズ(百舌)  名前の由来のとおり百の舌で鳴き真似をしたりするので、声で探すのは難しいかもしれません。
 モズは動物食で、見晴らしのよい樹の天辺などに留まって獲物を狙いますので、そういったポイントに注意して観察してみてください。
カエルを狙うモズ
(水島教室・諸熊猛さん)
アオジ(青鵐)  こちらも留鳥ですが、ホオジロの仲間で、ホオジロなどと同じように草が茂ったところや樹の茂ったところなど、外敵に襲われにくい場所を好むようです。
 明るいところで観ると、顔の緑色や腹回りの黄色がきれいに観察できますが、なかなか出てきません。
 明るいところで観れたらラッキーな鳥です。
アオジのオス
(水島教室・三宅研治さん)
<カワセミ観察会のお知らせ>
 自然史博物館友の会と共催で実施しているカワセミ観察会ですが、今回は真備町岡田地区で開催します。
 申込先は自然史博物館となっていますが、期間が3月5日(日曜日)9時からとなっていますのでお間違えの内容にご注意ください。
 倉敷市の鳥カワセミを探そう観察会のお知らせ

 → 過去の展示内容はこちら

 エコライブラリーでの展示にご協力いただいている団体・個人の方々です。
 活動内容に関心がございましたら、下記までお問い合わせください。

バードカービング作品

【団体名】
 岡山バードカービングクラブ 
【活動紹介】
 木を削って鳥を作る趣味の会です。バードカービングの技術と芸術性の向上を図り、野生鳥類の知識を学ぶと共に、バードカービングを大勢の人に普及し、自然保護に寄与することを目的として活動しています。
 「水島教室」では、毎月第一・第三金曜日の午後に水島公民館の工作室で活動しています。

写真協力

 エコライブラリーでは野鳥写真のスライドショーなども展示しています。
 展示している写真は、野生動物画家で岡山動物画の会を主宰する越山洋三氏にご協力をいただいています。


野鳥観察会のご案内

 初心者向けに双眼鏡の貸出、双眼鏡の使い方から野鳥観察の楽しみ方まで含めてレクチャーを行う入門編の観察会を行っています。

市の鳥「カワセミ」を探そう観察会

 倉敷市立自然史博物館・博物館友の会共催
 年に1回の開催で、例年3~4月の休日に開催しています。
 市内のカワセミを観察することができるポイントで実施し、現地集合・現地解散です。
 できるだけ公共交通機関が利用できることも考慮して開催地を決めています。

倉敷みらい公園バードウォッチング

 自然史博物館友の会共催事業
 毎月1回、倉敷みらい公園で開催しています。
 「倉敷みらい公園の生き物しらべ」の野鳥観察部門です。
 初心者向けなのでお気軽にご参加ください。
 双眼鏡の貸出も行っているので、必要な方は事前に環境学習センターまでご連絡ください。

溜川ウォッチング

 自然史博物館友の会共催事業
 毎週金曜日に玉島にある溜川公園で開催しています。
 初心者向けなのでお気軽にご参加ください。
 双眼鏡の貸出は、毎月第三金曜日のみ行っています。

環境学習センター 野鳥観察会(夏鳥編・冬鳥編)

 環境学習センター主催で、市内の探鳥コースを訪れ夏鳥や冬鳥をメインに野鳥観察を行います。
 野鳥観察会(夏鳥編):実施時期 4~5月頃の平日
 野鳥観察会(冬鳥編):実施時期 1~2月頃の平日
 開催場所はいずれも市内の探鳥コースで行い、毎回会場は異なります。

倉敷市 探鳥コース

 倉敷市内には探鳥コースとして設定された地域があります。
 行程の長い短いなどもありますが、随時で歩行データを更新していますのでバードウォッチングの参考にしてください。