ランカレポートVol.3

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ランカレポートVol.3

原田さんタイトル

「自分の生活だけでなく、遠くに、でもこの地 球上に居る他の人々のことに想いを馳せることができたら、それが国際協力の“初めの一歩” 。」

原田さんってどんなひと?

Negomboの風景

質問8
好きな食べ物は何ですか?
(これを食べると幸せーっ、なものは?)
答え
美味しい甘味、スイーツ全般。
今は和菓子の味が懐かしいですが、ランカにも絶品スイーツがあるので体重増加が目下の悩み事。
質問9
逆に嫌いな食べ物は何ですか?
(理由も)
答え
正直、特にないんです。
芋虫とかゴキブリとかは無理そう…
食わず嫌い!?ランカで日本人が通常受け容れられないと評されているようなものでも美味しく頂いちゃってますから。
質問10
インドア派ですか?アウトドア派ですか?
答え
その時の気分によりけり。
出かけるのも自宅にこもるのも両方好き。ランカではできるだけ外に出るようにしてます。2年間しかない期間、悔いのないように♪


オレンジライン


今回はデング熱という感染症の話をしようと思います。
この病気、ご存知ない方もおられると思います。熱帯地方に広く分布する疾患で、蚊が媒介します。蚊→ヒト→蚊→ヒトというように感染が繰り返されます。

デング熱を媒介する蚊は、空き缶や椰子の実の殻に溜まった雨水で発生するほか、その辺に無造作に捨てられているナイロン袋のちょっとした窪みに溜まった水で繁殖するので都会でも田舎の村でも流行の危険があります。2009年はスリランカ国内でのデング熱罹患者が例年の2~3倍と多く、私の所属するKuliyapitiya(クリヤピティヤ保健所)でも様々な機会を通じ、デング熱予防=防蚊対策について指導を行っています。

…そうなのです。デング熱に有効な予防薬や予防接種はありません。発症してからの特効薬もなく、自然治癒を助けるための治療や療養だけなのです。 デング熱の死亡率はそれほど高くない(医療水準による差はあります)ので、怖い病気だと思わない人々も多くいるようです。

しかし、デング熱が重症化した時。病院受診や適切な診断・処置が遅れた時。死に至ることがあります。 2009年6月第1週には“デング熱対策特別週間”としてMOH主要スタッフ全員、防蚊対策の周知徹底について特別に活動しました。私は常日頃行動を共にしているPublic Health Midwife=PHM(公衆衛生助産師)と、彼女の活動地域である5つの村で巡回指導を実施しました。

しかし、村のボランティアの人々の協力を得ても、全戸訪問の時間はありません。近隣住民に集まってもらっての集団指導を数か所、民家が集中している地域での戸別訪問(雑草が伸び放題になっていないか/周辺に蚊が繁殖する水溜りはないか/ゴミはきちんと処分されているかなどチェック)、椰子畑や椰子殻加工工場など水溜りができやすい場所の巡回などを中心に行いました。

水溜りができる原因1

そうして村々を回っていると、普段は気付いていない駄菓子やビスケットの包装紙、薬の包装シート、ナイロン袋などがあちらこちらにあるんですね。道端や溝、草むらや田畑、庭の隅っこや木の陰など…私たちは重箱の隅をつつくように指摘・指導しながら(笑)、ゴミを拾って、たらいやバケツは軒下に片付けて、椰子殻や鍋などは引っ繰り返して、水溜り撲滅のために時間を費やしました。


水溜りができる原因2

最後に私個人の防蚊対策は。適宜、蚊除けスプレー&ジェルの使用/居室には電池式蚊取り/ベッドには蚊帳(殺虫成分を練り込んだ繊維で作られた製品)…といったところです。が。正直、蚊に刺されない日はありません。栄養と休息を充分に確保することで体力や免疫力を向上させ、発症回避の可能性を高めることができるそうです。そちらは抜かりありませんので、現在迄のところ無事で居られるのかもしれません。


こんなにキレイな花も・・・

水を溜める構造

上の写真↑↑↑
きれいに咲いている庭の花なのですが…
この花の葉っぱの構造に悲劇が!

上から覗き込むと右の写真のように中心部分に水が溜まっています。PHMは無情にもこの植物をすべて処分するよう指示、数日後に再訪問すると全部引っこ抜かれていました。

とにかく水が溜まっている場所を探す作業に没頭、下にある写真のような椰子殻の山は小屋の下や倉庫に移動させるか、処分を指示。
個人の家庭に数個転がっているものは逆さまに??伏せて置くよう説明、各村にいるボランティアの皆さんと一緒に公共の場所のゴミを集めて燃やして処分しました。


ヤシの実の殻


オレンジライン

自宅周辺に水溜りをつくらない努力は、各家庭の一人ひとりが常にしていなければいけないことです。病気の怖さが薄れているためか、ポイ捨て文化なのか、忘れっぽい国民性なのか原因は定かではありませんが…せっかくのこうした活動も実に一時的なもので、翌週には元の木阿弥になってしまっている景色を多く見かけました。

もちろん継続してきちんときれいにされているお宅もありますので、全員がそうと言うわけではありません。しかし、防蚊対策はみんなで取り組まないと効果は上がりません。難しいことではありますが、少し残念に感じてしまった私です。

最後の2枚の写真は私の防蚊グッズ。蚊帳と蚊除けセットです。希望すれば蚊取り線香もJICAから支給される→※2010年以降新規隊員のみの支給に変更(スーパーや商店などで購入も可能)のですが、私の滞在先の大家さんが煙と臭いを嫌うので私は使用していません。友人宅に宿泊する時には居室で蚊取り線香を使いますが、その煙たさといったら!目に喉に来て、蚊よりも先に自分がやられます。その上、蚊に刺されていたりするので効果のほどは???


虫除けグッズと蚊帳