提携のいきさつ

提携のいきさつ

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提携のいきさつ


昭和31年、オーストリア共和国駐日公使、フランツ・H・ライトナー博士が来倉、当時日墺協会会長だった大原総一郎倉敷レイヨン(株)社長の仲介で、高橋勇雄倉敷市長から同博士にオーストリア共和国の都市との友好縁組の希望が伝えられました。

昭和32年5月サンクトペルテン市長から倉敷市長宛に、両市間の友好関係樹立に関する書簡が届きました。同年6月、倉敷市議会で「国際友好都市関係を結ぶことについて」の議案を決議。9月29日フランツ・H・ライトナー博士夫妻を迎え、倉敷青陵高等学校で、各界代表者約650人が出席し、友好都市同盟結成式典を行いました。この締結は、日本とヨーロッパにおける姉妹都市提携の第1号となりました。

昭和34年1月には、オーストリア共和国ユリウス・ラープ首相が倉敷市を訪問され、倉敷片山女子高等学校(現・倉敷翠松高等学校)の体育館で歓迎式典を行ったほか、倉敷市特別名誉市民の称号が贈られました。(写真はこの時の記念品交換や市内パレードのものです)

 

交流の概要

倉敷市とサンクトペルテン市は全国で5番目に都市縁組を提携し、各種の展示会・児童生徒の手紙の交換、映画会の開催などの交流を行ってきました。この間、両市の提携が縁で、オーストリア共和国首相の来倉、ウィーン少年合唱団、ウィーンフィルの来演等がありました。近年では、伝統芸能や音楽・舞踊等の文化団体や武道団体の相互訪問が行われています。

1961年11月、オーストリア共和国特命全権大使ハルト・マイヤー氏がウィーン少年合唱団とともに来倉。友好都市同盟締結5周年記念行事として、記念公演を開催した


会場となった倉敷青陵高等学校の体育館は大勢の観客で埋め尽くされた

1966年3月、オーストリア共和国特命全権大使ハルト・マイヤー氏の講演会「今日のオーストリア事情」ならびにツイグラー大使館書記官夫人のリサイタルを行い、「オーストリアの日」を開催

1967年2月、ルドルフ・ジンゲル市長が来倉。市内では自動車工場の視察などを行った

1992年7月、倉敷市より42名の親善訪問団がサンクトペルテン市姉妹都市提携35周年を記念し訪問。サンクトペルテン市長ならびに市議会を表敬訪問した

市議会議場での記念式典35周年の記念写真展

1994年8月、サンクトペルテン市少年少女バレエ公演を開催

2003年7月、マンフレット・ツェラー団長をはじめとするサンクトペルテン市柔道訪問団7名が来倉