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ランカレポートVol.9

ランカレポートVol.9

原田さんタイトル



「自分の生活だけでなく、遠くに、でもこの地 球上に居る他の人々のことに想いを馳せることができたら、それが国際協力の“初めの一歩” 。」

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7月下旬。清水白桃の味を思い出すのは玉島出身の性でしょうか(笑)。

2008年の夏は駒ヶ根での派遣前訓練期間でした。3年連続で大好きな桃を食べ損ねる…私の人生で初めての事態です。ランカの南国フルーツも美味しいので、私はいつも何かしら果物を食べています。ランカでは“果物は子どもの食べ物”との認識が強く、習慣的に果物を摂取する成人はまだまだ少数派。経済的理由で果物を入手できない場合もあります。ですから「少しで良いので、できるだけ毎日果物を食べましょう」と話しています。

また、時々、日本の物価や生活費の話のついでにマンゴーの話をします。“日本人はみんな金持ち、日本に行けば簡単に高給が貰える”と信じている人々が大多数なので、生活費やマンゴーの話は確実に盛り上がります。ちなみにランカのマンゴーの価格、品種や大きさ・時期や地域によって違いはありますが1個15~50ルピー程度。12~44円くらいで美味しいマンゴーを食べられます。旬の時期にはあちこちでマンゴーがたわわに実り、私は家庭訪問しながらマンゴーを各家庭で貰っていました。村人にとっての果物は庭に実るものであり、タダで手に入るものです。一切食べないで、売って家計の足しにする人もいます。

1個5,000円、はたまた1万円のマンゴーを買って食べるなんて…ランカではその額が月収に相当する人も多いので、驚いてもらえます。

果物の行商人 
〔写真〕果物の行商人
果物はスーパーや商店・市場だけでなく、行商の人から買うこともできます。ランカの商売人はアジア他地域に比較すると、外国人から“ぼる”行為が控え目だそう。

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それなのに…不思議に感じられますが、ランカ各地で捨てられた残飯を大量に見かけます。毎朝、市役所の清掃担当者が主要な道路を中心に清掃とゴミ収集を行います。多くの住民が自宅と周辺の掃除をします。ですが午後になり、夕方になると道路脇には様々な種類のゴミが投げ捨てられています。特に大都市Colomboの歩道沿いは汚く、見慣れた今でも悪臭は鼻につきます。残飯ゴミには野良犬やカラスが群がり、時には放牧中らしき牛やヤギがポリエチレン袋ごと残飯を食べています。

私の身近な所でもゴミの山を容易に見つけることができます。収入が限られていて厳しい生活だ、と言う村人が食事の残りをたくさん捨てていたりもします。理由はいろいろですが、食べる分だけ作ることが難しいようです。また、食べ物を捨てることの意識も低い印象があります。機会を見ながら節約について話しますが、村人の反応は様々です。食べ物を粗末に扱うことは、価値観や文化の違いだけで片付けて良い問題だとも素直に思えない私です。

NPP検診会場にてNPP検診の協力者
〔写真左〕NPP検診会場にて。この写真を撮影して下さったJICA専門家の方に「人気の占い師のおばちゃんみたいだよ」と言われました。もはやお姉さんではない、と落胆(笑)。       
〔写真右〕NPP検診開催にあたり、会場設置や食事準備など協力して下さった村人のみなさん。

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果物の話題でもう一つ。“果物の王様”ドリアンを食べた時のエピソード。

ドラゴンフルーツグァバドリアン
〔写真〕左から、ドラゴンフルーツ、グァバ、ドリアン

写真のドリアン、あまり大きくはありませんがすご~~く美味でした。ある日。PHMと一緒に家庭訪問活動中のこと。「この家、臭くない??」とPHMが私に囁き、「そうねぇ」なんて話してたら・・・。「臭い??・・・これこれ」と、若いお母さんが私たちにその悪臭の正体を披露してくださいました。

~実は私、ランカに来て初めてドリアンを食べたというドリアン初心者です。初めて(2009年4月)食べたドリアンは。ほぼ無臭に改良された品種のドリアンでした~

初回に味わったドリアンが無臭だっただけに“これが噂の”と思いながら悪臭を堪能していると、「少し食べてみる!?」とのお誘いが。PHMは完璧な喰わず嫌いで「無理無理無理ぃ~~~!!!!」と即刻拒否。私は遠慮しながらも、「じゃ♪ちょっとだけ」と。
   
ドリアン好きの方が「臭いに比例してドリアンのウマさは増す」と仰っていたのを思い出します。そして私はそれを支持します(笑)。