市の概要
アメリカ合衆国中部ミズーリ州の西端に位置し、人口約46万人、面積826平方キロで、広域経済圏グレーター・カンザスシティ137万人の中心都市として発展しています。ハワイとアラスカを除く米国内の都市へ3時間以内に行く事が出来ることから、ハート・オブ・アメリカと呼ばれています。
気候は大陸の中央に位置するため、夏と冬の寒暖の差が大きく、昼と夜の温度差の大きい、典型的な大陸気候です。
同市の歴史は、1830年代にさかのぼり、ミズーリ川からミシシッピ-川へ通じる水運の要衝となり、貿易物資や移民の上陸拠点、また西部開拓の最前線基地の街として栄えました。南北戦争では戦禍の地となりましたが、戦争終結後、鉄道の建設が進むにつれて、西部から送られてくる野牛や牛の集散基地として飛躍的に発展し、さらに畜産と小麦の定着農業が始まり、全米有数の穀物と肉牛の産地となりました。
現在のカンザスシティ市は米国三大穀物取引所を有する世界有数の農業集散加工地であると共に、自動車、農業機械、電気機器等を生産する工業都市としても発展しており、米国中西部の経済の主要都市となっています。
また、ウオルト・ディズニーの学んだ美術大学をはじめミズーリ州立大学など七つの大学があり、教育・文化都市でもあります。