結核

結核

結核は過去の病気ではありません

結核とは結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気です。(リンパ節や骨など他の部位にも炎症が起こることがあります。)

結核は、結核患者がせきやくしゃみをし、そのしぶきを周囲の人が吸い込むことで感染しますが、結核菌に感染しても、8〜9割の方は一生発病しません。しかし、抵抗力の弱い乳幼児や、加齢や病気によって体の免疫力が落ちている人は発病する可能性があるので注意が必要です。

結核の初期症状は風邪に似ています。次のような症状が続くときは、すぐに医療機関で受診しましょう。

  • 長引くせき(2週間以上) 
  • たんが出る
  • 体重減少
  • 長引く倦怠感(体がだるくて活力が出ない)  
  • 長引く微熱、胸痛

まずはこのパンフレットを参考にしてください。「結核の常識2023」(結核予防会パンフレット)

もっと結核について知りたいという方は、公益財団法人結核予防会のホームページへ

結核の予防と早期発見に大切なこと

結核の予防で大切なことは、免疫力の低下を防ぐことです。そのためには、バランスのとれた食生活、適度な運動や休養を心がけ、健康的な生活を送るようにしましょう。

乳幼児は結核の免疫を持っていないので、生後1歳未満のうちにBCG予防接種を受けましょう。

(標準的な接種月齢は生後5か月から8か月未満)

子どもの定期予防接種のページへ

結核の早期発見のために、年に1回胸部レントゲン検診を受けましょう。(令和6年度保健所だより抜粋)(PDF 341KB)

もし結核と診断されたら

結核は発病しても、抗結核薬を6〜12か月程度毎日飲むことで治すことができます。ただし、症状がなくなっても抗結核薬を必要な期間正しく飲み続けなければなりません。なぜなら、処方どおりに飲まないと結核菌に対して薬が効かなくなるおそれがあるからです。

結核菌に感染しているが発病しておらず、他の人にうつす恐れのない状態の人でも、発病を予防するために抗結核薬を3〜6か月間飲むことがあります。(潜在性結核感染症)

最後まで薬を飲み続けられるように、保健師がサポートします。

結核の治療については、公費負担制度がありますので、ご相談ください。

倉敷市保健所 保健課感染症係
〒710-0834  倉敷市笹沖170番地 【TEL】 086-434-9810  【FAX】 086-434-9805

♦このページに掲載された内容に関するご意見・ご要望等は、上記の連絡先へどうぞ。
倉敷市保健所保健課 感染症係
〒710-0834  倉敷市笹沖170番地 【TEL】 086-434-9810  【FAX】 086-434-9805  【E-Mail】 hltinf@city.kurashiki.okayama.jp

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