ミズアオイ

ミズアオイ

ミズアオイとは

 ミズアオイ(Hypoxis aurea Lour.)は、ミズアオイ科に属する1年草で、日本全国の水田や湖沼に分布しています。  市内では、1963年頃、倉敷川支流の吉岡川に大群落があったと伝えられており、かつて、川や田んぼで普通に見ることができました。
 ところが、ミズアオイによく似たコナギという植物が、農家の人にとってやっかいな雑草だったことから、コナギを退治するために除草剤を使用したところ、コナギとともにミズアオイも除草剤の影響を受けて減少し、現在までに多くの川からミズアオイは、消えてしまいました。
 岡山県下の他の地域でもミズアオイは見られますが、自生するのは倉敷川のものだけです。

写真:ミズアオイ

少なくなったのは、農薬だけが原因なの?

 ミズアオイが減少した原因をひとことで言えば、ミズアオイが生育するような環境がなくなってしまったからだといえます。
 かつて、ミズアオイが生育していた田んぼは、除草剤や農薬がさかんにまかれるようになり、農薬が川や用水路に流れだしたことや川がコンクリートで固められたり、また、用水路が道路に変わったり、フタをされて暗渠(あんきょ)になるなど、ミズアオイを取り巻く状況が一変したことが原因として挙げられます。

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写真:ミズアオイアップ

どういう保護活動をしているの?

 倉敷市では、倉敷川にミズアオイが発見されてから、自生地の整備を行い、芽が出るように耕転したり、道路の下を自生地に向けて水が流れるよう導水路を埋設してきました。その他にも、雑草の除去や草刈りを定期的に行うなど保護活動を進めています。
  また、ミズアオイを顕彰するため講演会や観察会を市民団体と協働で行っています。  

市からのお願い

 ミズアオイは、「岡山県希少野生動植物保護条例」で特に保護を図る必要のある8種のうちのひとつで採集が禁止されていますので、とるのは、写真だけにしてくださいね。
 また、毎年、市民団体や地元の方のご協力を得て年2回程度草刈りを行っています。
 ミズアオイの保護活動に参加したいという方は、ぜひ、ご協力をお願いします。

 指定希少野生動植物の保護(岡山県)