平成28年度 おもてなしマイスター講習

平成28年度 おもてなしマイスター講習
   

開催日

場所

タイトル

講師




 


 
A 平成28年6月22日(水曜日)
15時半~17時
倉敷市役所
10階大会議室 
ユニバーサルデザインの
   まちづくりとおもてなし
大阪大学特任助教 石塚裕子
B 平成28年12月9日(金曜日)
15時半~17時
倉敷市役所
10階大会議室
バリアフリーのひと・
       まちづくり 
大阪大学名誉教授 兼 鈴鹿工業
高等専門学校長 新田保次 


1. 平成28年10月6日(木曜日)
13時半~16時半 
倉敷市役所
10階大会議室 
・高齢者擬似体験
・車椅子使用者に対する接遇
・視覚障がい者に対する接遇
・観光とADL
・中国運輸局岡山運輸支局
・倉敷市社会福祉協議会
・川本淳一理学療法士 
2. 平成28年11月17日(木曜日)
13時半~16時半
倉敷市役所
10階大会議室
・高齢者擬似体験
・車椅子使用者に対する接遇
・視覚障がい者に対する接遇
・観光とADL
・中国運輸局岡山運輸支局
・倉敷市社会福祉協議会
・川本淳一理学療法士


平成28年8月30日(火曜日)
13時半~15時半
倉敷公民館
第2会議室 
みんなで考えるバリアフリー ・視覚・聴覚・身体障がい当事者
・ファシリテーター 石塚裕子
平成28年9月15日(木曜日)
13時半~15時半
倉敷市役所
10階大会議室 
分かりやすいデザイン 川崎医療福祉大学教授
      青木陸祐
 
 
 
 

開催日

場所

タイトル

講師

オープン
講座a
平成28年7月11日(月曜日)
    9時半~12時半
倉敷消防署 救急救命体験
(AEDの使用法ほか)
倉敷市消防局
オープン
講座b
平成29年2月3日(金曜日)
 13時半~15時半
倉敷公民館
第2会議室
まち歩きで気付く
美観地区のバリアフリー
倉敷地区ウエルカム観光ガイド連絡会

講習1(総論)-A

日時 : 平成28年6月22日(水曜日)15時半~17時
タイトル:「ユニバーサルデザインのまちづくりとおもてなし」
受講者: 133名
◆おもてなしマイスター制度が誕生してから7年。おもてなしマイスターの1期生は認定後6年目を迎え、2度目の更新時期となりました。そのため今回は、「更新」の92名を含む、133名という多くの方が受講されました。
◆大阪大学特任助教の石塚裕子氏は講演の中で、能力の異なる様々な人々が、簡単に、安全に、快適に利用できるようにと考えられている“ユニバーサルデザイン”の概念をまちづくりに取り入れるためには、行政、事業者、NPO、市民等さまざまな主体の協働が必要であること。そして、ハード整備の「かたち」とともに、事業者や市民(当事者)の「こころ」が大切であると話されました。
◆また、「五感を活用した観光まちづくり」を考えるために、受講者全員が「五感チェックリスト」に取り組みました。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のうち、自分が日常生活の中でより活用していると想像する感覚と、実際に活用している感覚とは必ずしも一致していないことが実感できたようです。
講習1-Aの様子1

講習1(総論)-B

日時 : 平成28年12月9日(金曜日)15時半~17時
タイトル:「バリアフリーのひと・まちづくり」
受講者: 74名
◆大阪大学名誉教授の新田保次氏が講演。まちには、狭くて段差のある歩道、目の不自由な人が渡れない横断歩道、車いすが通れない改札口…など様々な「移動のバリアー」が存在しており、国では「交通バリアフリー法」や「バリアフリー新法」を制定し、高齢者、障がい者等の移動の円滑化に努めていること等を解説されました。
◆また、倉敷市においては特に、歴史的景観地区でのバリアフリー化の実現を目指して、地区住民・事業者・障がい者団体・行政の協働により「美観地区バリアフリー推進会議」を設置し、取り組んでいること。さらに、ハードで対応できない部分をソフトで充足する「おもてなしマイスター制度」の意義などを分かりやすく話してくださいました。
◆講演の合間には「点字ブロックが敷設された最初の都道府県は?」「突起があるのはシャンプー、リンスのどちら?」など10問のクイズが織り交ぜられており、受講者らは頭をリフレッシュして楽しみながら考えていました。
 講習1-Bの様子1

講習2-Ⅰ・Ⅱ

日時   Ⅰ:平成28年10月 6日(木曜日)13時半~16時半
     Ⅱ:平成28年11月17日(木曜日)13時半~16時半
タイトル 「高齢者疑似体験/車いす使用者に対する接遇/視覚障がい者に対する接遇」
     「観光とADL」
受講者 Ⅰ:36名
    Ⅱ:27名
◆今回の研修では、まず「高齢者」「車いす使用者」「視覚障がい者」の3つのグループに分かれ、それぞれ2人1組で、“介助する人・される人”になって、エレベーターや階段を利用しながら市役所の庁舎内外を歩きました。
◆アイマスクを付けて視覚障がい者体験のグループでは、『ガイドヘルパー手のひら』の皆さんの指導により、障がい物がある時の誘導の仕方や声掛け、歩くペースなど習得していました。車いすのグループは、多目的トイレの使い方、段差の越え方なども実践練習。また、おもりの入った上着や耳栓、視野を狭めるゴーグル等を装着した高齢者疑似体験のグループは、思うように動かせない身体と見えにくい目、聞こえにくい耳で階段や通路を歩行し、高齢者の不自由さを実感しました。
◆その後、介助の方法について、川本淳一理学療法士が専門家の立場から講義をしてくださいました。
車椅子講習の様子1 高齢者疑似体験の様子1
アイマスク体験の様子2 車椅子体験の様子3 高齢者疑似体験の様子3

講習3-ア

日時 : 平成28年8月30日(火曜日)13時半~16時
タイトル:「みんなで考えるバリアフリー」
受講者: 46名
◆今回は、観光バリアフリーにおいて最も重要なポイントの一つである「トイレ」をテーマに、ワークショップを行いました。 倉敷公民館に集合後、8班に分かれて、美観地区内の公衆トイレやおもてなし処のトイレの点検調査へ出発。各班に障がい当事者が同行し、障がい者の視点からトイレを点検するとともに、交流することによって理解を深めることができました。
◆各班2カ所のトイレを点検して、再び倉敷公民館へ。班ごとに集まって、気付いたことや改善したい点などをふせんに書き出して意見を述べ合い、代表者が発表しました。
◆「視覚障がいの方と一緒に施設を回ることができたので、トイレをご案内時、どのようなフォローができるかのヒントが得られた」「今後、観光客等にトイレを尋ねられることがあれば、しっかり対応したい」「高齢化の時代に合ったトイレをつくり、全国に発信できる美観地区のトイレにしてほしい」…等、全ての人に必要不可欠な「トイレ」について考える良い機会になったようです。
講習3-アの様子1

講習3-イ

日時 : 平成28年9月15日(木曜日)13時半~15時半
タイトル:「わかりやすいデザイン」
受講者: 33名
◆ユニバーサルデザイン(UD)とは、できるだけ多くの人たちが利用しやすいように配慮されたデザインのこと。「普段何気なく見ているものや使っているものを、UDの視点から見直し、なぜ分かりにくいのか、なぜ使いにくいのか、ということに気づくことが大切」と、川崎医療福祉大学の青木陸祐教授は話されました。そして、駅や街中の案内サインや表示等、たくさんの実例を示しながら、書体、字間・行間、色の組み合わせ、印刷物のレイアウトについて、解説してくださいました。
◆その後、6つのグループに分かれてワークショップ。チラシを素材に、伝えたい情報がより的確に伝わるように意見を出し合い、発表しました。受講者らは「色やフォントの使い方等、分かりやすいPOP作成の参考になった」「学んだことを生かして、報告書や月報の書き方を変えてみようと思う」と意欲的でした。
講習3-イの様子1 

オープン講座a

日時 : 平成28年7月11日(月曜日)9時半~12時半
タイトル:「救急救命体験(AEDの使用方法ほか)」
受講者: 10名
◆今回は、広報くらしきを見て参加申し込みをされた4名を含む10名が受講。倉敷市消防局の救命救急士による講義とデモンストレーションの後、2つのグループに分かれて、1人ずつ心臓マッサージと人工呼吸の実践演習をしました。続いて、AEDを実際の場面で使えるように使用体験。電源を入れ、音声メッセージの指示に従って、パッドを装着しました。2枚のパッドは、心臓を挟む位置に付けること。また、心停止を防ぐには心臓マッサージが最重要なので、AEDを使用する際も、心電図解析時と電気ショック実施時以外は、心臓マッサージを絶え間なく続ける必要があることなど、臨場感たっぷりに指導していただきました。参加者の皆さんは、積極的に質問し、真剣に取り組んでいました。
オープン講座aの様子1

オープン講座b

日時 : 平成29年2月3日(金曜日)13時半~15時半
タイトル:「まち歩きで気づく美観地区のバリアフリー」
受講者: 11名
◆今回は、広報くらしきを見て参加申し込みをされた3名を含む11名が受講。倉敷地区ウエルカム観光ガイド連絡会の大塚文子さんの案内で美観地区を散策し、歩行者に配慮した案内表示ができているか、トイレの場所と使いやすさは…等、初めて美観地区を訪れる観光客や障がいをお持ちの方も安心して楽しんでいただけるように、との視点で学習しました。
オープン講座bの様子1