• 消化器内科では、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆のう、膵臓等の病気の治療を行っています。逆流性食道炎、胃潰瘍、胃がん、十二指腸潰瘍、ヘリコバクターピロリ菌感染、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、大腸ポリープ、大腸がん、B型・C型慢性肝炎、肝細胞がん、胆石、胆のう炎、アルコール性膵炎等さまざまな病気があります。胸やけ、心か部痛、腹痛、便秘、下痢、体重減少等を認める方、また、がんが心配な方はお気楽にご相談ください。
  • 食道、胃、大腸の精密検査のため、内視鏡検査をおこなっております。可能な限り苦痛のないように施行していますが、希望の方には少しウトウトする注射をして施行しています。また、大腸内視鏡検査時にポリープを認めた場合は、一泊二日で切除しております。お気楽にご相談ください。
  • 内視鏡システムを一新し、鼻から挿入する内視鏡を導入する予定です。今までの口からの内視鏡が苦痛で検査をうけていない方は是非、鼻からの内視鏡を試してみてください。また、 通常光観察に加え、粘膜表層の毛細血管や粘膜微細模様を強調表示する「狭帯域光観察(NBI)」を導入し、早期食道がんの発見、大腸ポリープの診断等をしていきます。)
  • 今日、大腸がんが急速に増加してきており、特に女性で増えています。早期発見、早期治療が大事です。また、大腸がんの化学療法は、急速に進歩してきています。是非ご相談ください。
  • B型慢性肝炎やC型慢性肝炎では、治療薬の進歩に伴い多くの患者さんで病気の進行を抑えることができるようになりました。今日では、インターフェロンを使用しない比較的副作用の少ない治療法も登場しています。適切な治療を受けることにより、肝不全や肝細胞癌になる危険性を低下させることができます。当院は岡山県肝炎一次専門医療機関に認定されており、肝炎医療費助成制度を利用することで経済的支援のもとに治療を受けることができます。是非ご相談ください。
  • 近年、飲酒歴が無いにもかかわらず脂肪肝から肝硬変や肝細胞癌に進行する方が急増しています。日本では、成人の約3割が脂肪肝に罹患しているとされており、脂肪肝の10人に1人が肝硬変や肝細胞癌に発展する可能性が高い非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と考えられています。また、非アルコール性脂肪性肝炎はメタボリック症候群を合併していることが多く、糖尿病や高血圧、高脂血症をしばしば合併します。当院では、非アルコール性脂肪性肝炎を含む脂肪肝に対しても専門的な知識のもとで検査や治療(食事療法、薬物療法)を行っています。
  • 肝臓の病気には、未だに原因不明なものも存在しています。特に、自己免疫性肝炎や原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎は国の難病に指定されており、原発性胆汁性肝硬変患者さんの一部は既に医療費助成の対象になっています。また、2015年1月の難病医療法の施行により、自己免疫性肝炎と原発性硬化性胆管炎患者さんの一部も医療費助成の対象になる予定です。肝機能異常があるにも関わらず原因が不明で心配な方は、是非ご相談ください。

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