7月28日に、倉敷芸術科学大学の素隠居プロジェクトの最終発表会が行われ、倉敷素隠居保存会の大賀顧問が出席しました。
学生3チームから4種類の提案がなされ、どれも独特の面白い素隠居になっていました。
藤をモチーフにした、藤爺・藤婆と(天領なのにあえて)殿・姫。どちらも可愛らしいデザインで受けを良くするよう狙っています。
留学生が多いチームは、中国の寿老人をモチーフにした素隠居。ひょうたんで叩くそうです。
もう一チームは、素隠居が怖い顔だから笑い顔の素隠居。髪の毛は間に合ってませんでしたが、ばばには髪の毛があるそうえす。
提案ごとに大賀顧問がコメントいました。
例えば、笑い顔のお面チームが、「口を大きく作るが穴は開けたくない」と空気穴を工夫した点を聞き、「大昔の素隠居は大口があいていて,そこを持つばかりしたのであごが壊れやすかった。だから新しい素隠居は口が壊れにくいようにおちょぼ口にした」
「君たちの発想は昔の素隠居を創った人とは違う発想をしていて良い」など、今までの素隠居と比べた良い点・斬新な点などを評価していました。
今後は、さらに小物や服装などを中心に準備をすすめ、10月14日の阿智神社の秋季例大祭の土曜日に参加の予定です。