区域の整備・開発及び保全に関する方針 地区計画の目標 倉敷駅周辺は,本市の広域拠点としてふさわしい市街地形成が求められており,都市機能の集積強化を重点的に図り,駅南北市街地の一体的発展をめざすとともに,安全・安心で歩いて楽しい,活力あるまちづくりを進める必要がある。 特に駅北地区は,面的整備に併せた緑化の推進のほか,駅南地区につながる倉敷用水の周辺に残る樹木など,貴重な緑を有効に活用しながら,駅に隣接するまちの中心部に花と緑そして水の流れるうるおい豊かな空間づくりを推進する。 このため本地区計画では,活力ある魅力的な商業・業務等の発展と共に,これらと調和した本市の中心にふさわしい,うるおい豊かで良好な市街地形成を図ることを目標とする。 土地利用の方針 文化,交流,商業,業務,宿泊機能等が集積したにぎわいのある土地利用を促進するとともに,良好な地区環境の維持・向上に努める。 緑道や公園を活かしながら広域的な文化・交流の各機能を展開するため,緑やうるおい豊かな空間と調和した商業・業務環境を形成し,合理的な土地利用の誘導を図る。 地区施設の整備方針 以下の方針により,地区施設の整備を図る。 駅北口から続く市民が憩える水と緑の空間を創出できるよう,倉敷用水を活かした緑道の整備を図る。 倉敷駅の南北地区間および地区内の主要な歩行者動線として,人工地盤や緑道等による歩行者ネットワークを形成する。 建築物等の整備の方針 本地区北側の駐車場敷地については,周辺の街並みとの調和を図るため,高さの制限を行う。 倉敷市景観計画に則し,本市の中心にふさわしい魅力と風格ある都市景観の形成を図る。 緑道の東西に広がる街区及び,駅北広場の南西側敷地については,道路境界線等より施設をセットバックし,緑化等により良好な環境形成を図る。
地区整備計画 地区施設の配置及び規模 緑道 幅員約22m 延長約306m 人工地盤 面積約4,700平方メートル(駅北広場上) 建築物等に関する事項 壁面の位置の制限 緑道の東西に広がる街区において,寿町八王寺線,昭和宮前線,北浜日吉線,寿町石見線,酒津浜町線,及び寿町11号線に面する建築物の外壁又はこれに代わる柱の面から道路及び水路の境界線までの距離を1.0m以上とし,その間の緑化に努める。 駅北広場の南西側敷地において,建築物の外壁又はこれに代わる柱の面から道路境界線までの距離は,1.0m以上とする。 建築物の高さの最高限度 本地区北側の駐車場の高さは10m以下とする。