消毒のための消石灰を使用する際に注意すべきこと
消石灰は、口蹄疫や鳥インフルエンザなどの消毒用として使用されていますが、過去には消石灰による目の事故も確認されています。
目に入らないよう保護メガネをかけ、皮膚につかないよう保護手袋を着用し、吸入しないよう保護マスク等を着用しましょう。
消石灰や消毒薬は、使用上の注意事項を確認してから使用してください。
【飛散して目に入った場合などの応急処置】
●目に入った場合は、きれいな水で十分に洗浄し、すぐに医師の診察を受けましょう。
●皮膚についた場合は、きれいな水で十分に洗い流しましょう。
●消石灰がついた衣類は脱ぎましょう。気分が悪いときは医師の診断を受けましょう。
●吸い込んだ場合は、うがいをし、気分が悪いときは医師の診断を受けましょう。
●飲み込んだ場合は、口をすすぎ、医師の診察を受けましょう。
【具体的な衛生対策】(「日本環境感染学会ガイダンス」抜粋)
●床上浸水の場合
・水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付けます。
・汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭きするなどします。
・食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流します。
・食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取ります。
●家の周囲や床下浸水の場合
・汚泥や不要なものなどを片付けます。
・庭木や外壁についた泥は、水で十分洗い流します。
・床下換気口のごみを取り除き、床下の通風を良くします。
・床下はスコップや流水を用いて汚泥を取り除いた後、雑巾などで水気をなくし、
扇風機などにより強制的に換気し、乾燥させます。
●消毒時に注意すること
・消毒は、必ず泥や汚れを取り除いた後で使用します。清掃が不十分だと、
効果を発揮できません。
・洗浄や拭き取りにより十分に汚れを除去して、乾燥した後、消毒します。
問い合わせ先
環境衛生課:086-426-3361