追加接種(3回目接種)の効果と副反応
国の審議会に提出された資料では、追加接種をした場合、追加接種前よりも抗体価が上昇したことが示されています。
また、3回目の接種後の7日以内の副反応は、1、2回目と同じワクチンを接種しても、異なるワクチンを接種しても安全性の面で許容されるとしています。
厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A より引用
初回接種でファイザー社又はアストラゼネカ社のワクチンを受けた30歳以上の人を対象に、3回目接種でファイザー社、モデルナ社(注)、アストラゼネカ社又は武田社(ノババックス)のワクチンを受けた時の抗体価を比較した英国での調査結果によると、日本で薬事承認されている接種間隔と異なることに留意する必要があるものの、いずれのワクチンにおいても、対照群(髄膜炎菌のワクチンを接種)と比較して、接種から28日後の抗体価が有意に上昇するとともに、副反応は全てのワクチンの組み合わせで同様であり許容される旨、報告されています。
(注)武田/モデルナ社のワクチンは、日本において追加接種では50μgを接種することで薬事承認されていますが、この研究では100μgを接種しています。
→Q&A「追加(3回目)接種では、どのワクチンが使用されますか。初回(1回目・2回目)接種とは異なるワクチンを使用(交互接種)しても大丈夫でしょうか。」(厚生労働省)
「新型コロナワクチン追加接種の効果 (3回目接種6か月後までの抗体価調査)」(2022年6月22日)
「新型コロナワクチン接種による抗体価の推移と健康状態に関する実態調査」(2022年1月27日)