外来生物

外来生物

外来生物法について

 外来生物のうち、オオクチバス(ブラックバス)やヌートリア、オオキンケイギクなど問題を引き起こす海外起源の外来生物については、外来生物法により特定外来生物として指定されており、その飼養、栽培、保管、運搬、輸入といった取扱いが規制されています。

 くわしくは、こちらをご覧ください。⇒外来生物法Q&A(環境省 外来生物HP)


条件付特定外来生物について

 アカミミガメ(ミドリガメ等)とアメリカザリガニは、2023年6月1日より「条件付特定外来生物」に指定されます。

アカミミガメチラシアメリカザリガニチラシ

kiseigaiyou

 条件付特定外来生物に指定されると、野外への放出、輸入、販売、購入、頒布等を許可なしに行うことが禁止されます。
 一般家庭でペットとして飼育している個体については、2023年6月1日以降も引き続き飼うことができますので(届出等手続き不要)、絶対に野外に放出せずに、最後まで大切に飼い続けるよう、お願いします。

 詳細は、以下のリンク先をご確認ください。

アメリカザリガニ・アカミミガメ相談ダイヤル

 TEL:0570-013-110(午前9時から午後5時まで、土日祝日を含む毎日(ただし12月29日~1月3日を除く))

 ※ 一部機種では利用できないため、その場合は「06-7739-7899」に御連絡ください。
 ※ 通話料は発信者の負担となります。

オオクチバス(ブラックバス)やブルーギルについて

  オオクチバス(ブラックバス)やブルーギルは、倉敷市内でも確認されている特定外来生物です。釣り等で当該の種を釣った場合も、生きたまま運搬や放出をすることがないよう、十分ご注意ください。

 釣りをする際の外来生物法に関する注意点⇒ 環境省HP

写真:ブラックバス

オオキンケイギクの防除について


タイトル写真:オオキンケイギクの防除について

オオキンケイギクは、5月~7月頃にかけて、鮮やかな黄色の花をつける多年草です。

 倉敷市内でも道端や川沿いなどでよく見かけます。しかし、きれいな花だからといってご自宅のお庭や花壇に植えては絶対にいけません。

 オオキンケイギクは、日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがある植物として、外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されています。

家庭や畑に植えている場合は、飛散しないよう注意し、処分をお願いします。

罰則 これらの項目に違反した場合、最高で個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられます。

写真:オオキンケイギク

オオキンケイギクの特徴

北アメリカ原産。多年生草本。

高さは30~70cm程度で、花は5月~7月頃で直径5~7cmの橙黄色のコスモスに似た花をつけます。

オオキンケイギクは、とても強く、地面を覆い隠すほど繁殖する力が強く、花もきれいなので、緑化のため道路の法面等に使われたり、ポット苗としても流通していました。

しかし、あまりの強靱さに在来の野草を駆逐する可能性があります。また、土壌中の種子は数年間生存することがあり、刈り取りに対する再生力も強いため、外来生物法では、根についても措置を講じる必要があるとしています。

このため、人の手でこれ以上広げないようにするため、環境省により、平成18年2月に「特定外来生物」に指定されました。

写真:オオキンケイギク

オオキンケイギクを防除ときの注意

ご家庭などで少量を処理する場合

自宅の庭に生えている場合など、少量を処理するときは、根から引き抜き、その場で拡げないように2~3日天日にさらすなど枯死させた後ビニール袋などに密閉して燃えるゴミとして処分してください。

大量に処理する場合

生きたままの器官や種子を移動させることは、外来生物法で禁止されていますが、特定外来生物である植物の防除を目的とした地域住民又はボランティア等による小規模な活動の円滑な実施を図るため、以下の要件を全て満たすものについて、確実に殺処分されることが明確であれば、外来生物法の「運搬」には該当しないものとします。

ア)防除した特定外来生物(植物)を処分するため、ごみの焼却施設等に運搬する

イ)落下や種子の飛散等の逸出防止措置(例えばビニール袋などで二重に梱包)が運搬中にとられている

ウ)“特定外来生物の防除であること”、“実施する主体”、“実施する日及び場所”等事前に告知するなど、公表された活動で運搬する(公表は、町内の掲示板や主催団体のホームページなどへの掲載で良い。)

特定外来生物(植物)の処分方法に関するチラシはこちら
         ↓↓↓
特定外来生物(植物)の処分方法(pdf) 


外来生物調査について



右上:ヌートリア(特定外来生物)、右下:ブルーギル(特定外来生物)、左上:ミシシッピアカミミガメ[ミドリガメ](要注意外来生物)、左下:スクミリンゴガイ[ジャンボタニシ](要注意外来生物)、背景:オオキンケイギク(特定外来生物)

 倉敷市では、農作物や地域の生物多様性の脅威であり、近年大きな問題となっている外来生物について、今後、防除対策を効果的に行うために、倉敷市における外来生物の詳細な生育・生息状況を把握することを目的に、平成21年度から平成22年度に掛けて延べ1年間にわたり実生息態調査を実施しました。
 また、まとまった調査結果について、広く理解を進め、今後の対策に役立てていくため、生物多様性保全の関心の高い市民のみなさま、行政関係者を対象とした報告会を開催いたしました。

外来生物調査結果

外来生物報告会の資料はこちらからダウンロードできます。(7分割しています。)
 
倉敷市外来生物調査報告1

倉敷市外来生物調査報告2

倉敷市外来生物調査報告3

倉敷市外来生物調査報告4

倉敷市外来生物調査報告5

倉敷市外来生物調査報告6

倉敷市外来生物調査報告7

注意が必要な外来生物

 市内では、人に危害を及ぼす恐れのあるセアカゴケグモとハイイロゴケグモが確認されています。
 くわしくはこちらをご覧ください ⇒
注意が必要な外来生物についての詳細

 

国内移入種について

 外来生物は、海外からやってくるものばかりではありません。 もともとその地域に生息していないが人為的に持ち込まれた生き物も外来生物であり、『移入種』と呼ばれています。それらの生き物は、海外から移入した生き物と同じく、持ち込まれた地域の自然に悪い影響を及ぼすおそれがあります。
 国内移入種が持ち込まれる原因は、主に『ペットや園芸植物などの遺棄』と『善意の放流』が考えられます。
 詳しくは、こちらをご覧ください。⇒ 『国内移入種について』