石造総願寺跡宝塔

石造総願寺跡宝塔

せきぞうそうがんじあとほうとう
石造総願寺跡宝塔

石造総願寺跡宝塔

種別: 県指定・建造物
所在地: 倉敷市児島下の町
所有・管理者: 倉敷市
指定年月日: 昭和33年4月10日

 この宝塔は,方柱状の塔身の上に大きな屋蓋をかけ,さらにその上に太い相輪を置いた高さ 2.8mの花崗岩製のものです。

 屋蓋の軒は深く水平に伸び,その軒口を斜めに切っています。また,屋根は,やや起りを持ち,その流れからは穏やかさが感じられます。塔身には仏像が彫られ,南面は多宝と釈迦の二仏,東面に阿弥陀仏,北面は不動明王の立像,西面に弥勒仏らしい座像が配されています。

 塔身の隅に建仁3年(1203)の銘が刻まれており,鎌倉時代初期の造立の宝塔として,全国的にも極めて貴重なものです。

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