ほうとうじにおうもん
宝島寺仁王門
種別: |
市指定・建造物 |
所在地: |
倉敷市連島町矢柄 |
所有・管理者: |
宝島寺 |
指定年月日: |
昭和40年3月25日 |
貞観元年(859) の開基と伝えられる宝島寺は,寂厳の居住した寺としてもよく知られています。
慶長年間(1596~1614)に火災にあいますが,この仁王門は,そのとき,難をのがれた唯一の建物として今日まで伝えられているものです。
桁行3間,梁間2間の欅の円柱を用いた三間一戸の八脚門で,屋根は切妻造,本瓦葺となっています。また,左右に脇間のある様式で,両脇間は前後にわかれ,仁王像は後室に祀られています。
昭和58年度と平成28年度に保存修理が行われ,鮮やかな丹塗りの建物に復原されましたが,屋根瓦や妻の部分などの細部には装飾がほとんどみられず,全体的には簡素な造りとなっています。
また創建年代については室町時代中期頃と推定されていますが,この保存修理の際に発見された墨書から,享保4年(1717)に大修理が行われたこともわかりました。
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