野崎家旧宅

野崎家旧宅

のざきけきゅうたく・きゅうのざきけじゅうたく

野﨑家旧宅・旧野﨑家住宅

野﨑家旧宅・旧野﨑家住宅

種別: 県指定・史跡
国指定・建造物
所在地: 倉敷市児島味野
所有・管理者: (財)竜王会館
指定年月日: 昭和52年4月8日(県)
平成18年12月19日(国)

 江戸時代後半,児島半島の南側を中心に製塩業と新田開発で財を成し「塩田王」となった野崎武左衛門の居宅で,約3千坪に及ぶ敷地全体が岡山県の史跡に指定されています。敷地の中央に表書院・主屋を置き,その東には長屋門・御成門を配し,また主屋の北側には内蔵,大蔵,書類蔵などの土蔵群が軒を連ねています。敷地内にあるこれら12棟の建物については,「旧野﨑家住宅」として国の重要文化財にも指定されています。

 表書院の三方には奇石や苔を巧みに配した枯山水の庭園が広がり黒松やサツキ山桃姥女樫などの植栽が四季折々の風情を楽しませてくれます。また庭園内には待合を備えた本格的な茶室が3席配されておりそれぞれ異なった趣向を凝らしながら上品な佇まいをみせています。

 土蔵群の一部では塩業に関する資料なども展示されており,庭園などと合わせて広く一般に公開されています。

【現地周辺の地図】

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