倉敷には、かつて島々だった山の麓を中心に多くの井戸があります。玉島には、泉谷、北泉という「泉」のつく地名が多くあり、古くから良好な地下水が出る場所として知られていたものと考えられ、そこには地域の共同の井戸が作られました。
本市では、市内のいわれのある井戸や湧水を紹介し、「水の恵み」の啓発に努めることで、市民の方々に井戸や湧水に対して関心をもっていただければと思っております。また、次の世代に優れた水環境を受け継ぐためにも、井戸や湧水を保全していこうと考えています。
なお、ここで紹介しています井戸・湧水は、飲用に適するものとは限りませんのでご注意ください。
(左)小野小町姿見の井戸、(右)深井の井戸
いわれのある井戸・湧水選定の基準
昭和60年に環境庁(当時)が全国の井戸や湧水を対象に「日本の名水百選」を選定、発表しました。
倉敷市では、倉敷のいわれのある井戸・湧水を選定するにあたり、環境庁の基準を参考にし、「景観・親水性・いわれ・保存状況・利用状況・水量」などを選定基準としています。
なお、ここで紹介している井戸や湧水は、飲用に適するとは限りませんのでご注意ください。
井戸・湧水へ訪れる際のご注意について
(1)ご紹介している井戸・湧水は、必ずしも飲料等に適したものではありませんので、ご注意ください。
(2)市内各地の井戸・湧水へ訪れる際は、交通の支障とならないようご配慮ください。井戸・湧水によっては、周辺に駐車場等ない場合もあります。
(3)地域の迷惑とならないようにゴミは持ち帰りましょう。また、周囲の自然環境の保全にご協力ください。
(4)所有者及び管理者等の了解なしに入ったり、水を汲んだりできない場合もありますのでご注意ください。
井戸・湧水の保全に向けて
今回ご紹介した「いわれのある井戸・湧水」は、地元の方々はもとより、その場所に訪れる方々の心配りをなくしては、将来にわたって保全・継承していくことはできません。
今後とも、この「いわれのある井戸・湧水」を次の世代へ優れた水環境を受け継ぐため、みなさまの水環境保全に対するご理解・ご協力をお願いいたします。
また、皆さんご推薦の井戸・湧水等がございましたら情報のご提供をよろしくお願いします。
「いわれのある井戸・湧水」について、お気づきの点がありましたら、環境政策課までご意見等ご連絡ください。