倉敷市ウェブアクセシビリティガイドライン

1　目的

　倉敷市ウェブアクセシビリティガイドライン（以下「本ガイドライン」という。）は、倉敷市ホームページを利用する全ての利用者（倉敷市民だけでなく、市外・県外・海外の方も含む。以下、同じ。）が快適に利用・閲覧できるようにするために策定しました。

2　適用範囲

　本ガイドラインは、倉敷市が制作・公開・管理・運営（以下「運用」という。）するホームページ及びウェブシステム（以下「市ホームページ」という。）を対象とします。

3　根拠となる規格・ガイドライン

　本ガイドラインは、ウェブコンテンツのアクセシビリティに関する規格（平成28年3月制定）として定められた「JIS X 8341－3時20分16 高齢者・障害者等配慮設計指針－情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス－第3部：ウェブコンテンツ」に基づいて作成しています。

　また、令和6年5月に総務省が発表した、「みんなの公共サイト運用ガイドライン（2024年版）」も参照しています。

4　配慮の対象となる利用者

　本ガイドラインは、市ホームページを訪れる全ての利用者を配慮の対象とします。その中で、特に現時点で利用する際に問題が生じることの多い以下の利用者について、できる限りの配慮を行います。

• 視覚障がい者
  • 全盲（目が見えない。音声読み上げソフトの利用者など）
  • 弱視（極めて見えにくい）
  • 色覚障がい（色の違いが分かりにくい）
• 聴覚障がい者（耳が聞こえない、聞こえにくい）
• 肢体不自由者（手の動作が不自由でマウスやキーボードを操作することが難しい）
• その他配慮すべき利用者
  • 難しい漢字や複雑な文章を理解することが難しい。
  • ホームページの利用に慣れていない。
  • 古いブラウザを使用している。

5　用語及び定義

　本ガイドラインで使用する用語及び定義は、JIS X 8341－3時20分16に基づいています。

6　目標及びスケジュール

　別紙「倉敷市ウェブアクセシビリティ方針」のとおり。
 

• 倉敷市ウェブアクセシビリティ方針

7　ウェブアクセシビリティの確保に関する取組

(1)　企画

ウェブアクセシビリティ方針

サイト運用者は、JIS X 8341-3:2016に基づき、達成等級を含めたウェブアクセシビリティ方針を策定して文書化し、公開します。

(2)　設計

ア　適用する達成基準

ウェブアクセシビリティ方針に基づいた達成基準を適用します。

イ　使用するコンテンツ技術及び実装方法

倉敷市公式ホームページでは、ウェブコンテンツ制作技術として以下を採用します。

• 制作技術：HTML
• 制作技術：CSS

仕様上は達成していても、ユーザーエージェント（ウェブブラウザ、支援技術など）がサポートしていないコンテンツ技術及び実装方法については、原則として使用しません。使用する場合は、代替コンテンツを用意します。

ウ　制作及び開発に用いるオーサリングツール

ウェブコンテンツの制作及び更新を行う際に、ウェブアクセシビリティ方針に沿った達成基準を満たすことを補助する機能を持つオーサリングツール（CMS等）を選定します。

エ　検証に用いるユーザーエージェント

時期に応じた適切なユーザーエージェント（ウェブブラウザ、支援技術など）で検証を行います。

(3)　制作・開発

本ガイドラインに基づいた達成基準を満たすよう、ウェブコンテンツの制作及び更新を行います。

(4)　確認

• チェックツールを用いて確認します。
• 毎年定期的にJIS X 8341-3:2016に基づく試験を実施し、その検証結果を基にした修正を行います。

(5)　保守・運用

ア　アクセシビリティの品質確保

毎年定期的に職員を対象とするウェブアクセシビリティの重要性や対応方法に関する研修を実施し、本ガイドラインに則した運用を行うよう徹底します。

イ　フィードバックによる意見の収集

ホームページ上のフォームなどから、できるだけ多くの方法で受け付けます。

ウ　アクセシブルな問合せ手段の提供

詳細な情報を掲載した各ページに、以下の項目を記載した問い合わせ先を明記します。

• 担当部署名
• 住所
• 電話番号
• ファクス番号
• メールフォーム

(6)　継続的な取組によるウェブアクセシビリティの確保・維持・向上

ウェブアクセシビリティの計画・実行・評価・改善について、継続的に取り組み、ウェブアクセシビリティの確保・維持・向上に努めます。