倉敷市歴史資料整備室　令和7年度資料展示会「武士の世の記録」を開催します

ページ番号1018507　 更新日 2025年6月24日

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歴史資料整備室所蔵の歴史資料に触れていただく機会を用意することで、歴史資料への関心を更に高めていただくため、資料展示会を開催します。展示解説タイムも会期中毎日2回開催します。土曜日と日曜日も開場いたしております。ふるって御来場ください。

• 令和7年度倉敷市歴史資料整備室資料展示会チラシ （PDF 7.8MB）

【テーマ】　武士の世の記録

室町時代に守護細川氏の支配を受けていた現在の倉敷市域は、戦国の争乱を経て毛利・宇喜多氏の領国となりますが、江戸時代に幕府・諸藩・旗本各氏の領地に細かく分割されたため、地元ゆかりの武士のイメージを持ちにくい面があります。本展示では、武士による地域支配が本格化する戦乱の時代を貴重な中世史料で辿りつつ、江戸時代に倉敷市域を統治した諸藩の藩主・家臣・豪農商らが残した記録、江戸幕府の公文書を手掛かりに、領地経営・社交儀礼・就職活動・武芸鍛錬・旅行・財政再建・幕末維新の動乱といった様々な切り口から、武士の姿を具体的に描き出します。あわせて、武士が政治・軍事の拠点とした城郭・陣屋・台場の姿を今に伝える縄張図・絵図の展示を行います。

開催概要

【日　時】　8月2日（土曜日）～8月5日（火曜日）　10時～17時
【場　所】　旧真備保健福祉会館3階大会議室（倉敷市真備支所隣）
【入場料】　無料
【展示物】　古文書・絵図など約70点（予定）

• 会場地図（グーグルマップ）（外部リンク）

主な展示予定資料

• 足利尊氏感状／建武3年（1336）
• 守護細川氏（総州家・野州家・讃州家）関係資料／15世紀前半～16世紀中盤
• 西日本各地の戦国武将の書状／15世紀後半～16世紀後半
• 宇喜多氏家臣の軍功覚書／天正12～慶長5年（1584～1600）
• 岡山県内最古の村方検地帳（玉島柏島地区の小堀検地帳）／慶長6年（1601）
• 下津井城関係資料・絵図／17世紀
• 大坂の陣浪人関係資料／元和～寛永年間（1615～43）
• 岡山藩主池田一族（利隆・光政・綱政、生坂・天城池田氏）の書状／寛永～明暦年間（1624～58）
• 庄屋と百姓の関係・訴訟手続きを定めた成羽藩水谷氏の法令／寛永16年（1639）ごろ
• 松山藩水谷氏の鷹狩関係資料／寛永19～承応年間（1642～55）
• 岡田藩の参勤交代関係資料／安政6年（1859）ほか
• 将軍と諸大名との取次・幕府儀礼の運営に関する江戸幕府側衆・大目付資料／宝暦年間（1751～64）
• 帯江・早島戸川家の財政再建関係資料／嘉永年間（1848～54）
• 丹波亀山藩領の豪農に下賜された裃（かみしも）／寛政8年（1796）
• 下津井地区台場関係資料・絵図／元治元年（1864）ごろ
• 長州戦争・松山藩鎮撫に関する資料・絵画／元治～慶応年間（1864～68）
• 廃藩置県にともなう岡田藩主と領民との最後のやりとり／明治4年（1871）ごろ
• 川田甕江画像／年月日未詳
• 玉島陣屋絵図／天保2年（1831）
• 飛び出す大坂城絵図（大坂夏の陣起絵図）／年月日未詳
• 永山卯三郎周辺で作成された中世城郭縄張図（猿掛城・南山城・辛川城など）／昭和初期

展示解説タイム

会場にて展示資料を説明します。会期中毎日2回実施
　【1回目】10時10分～　【2回目】14時30分～（各回50分程度）