寂厳筆写・手沢本及び関係史料(じゃくごんひっしゃ・しゅたくぼんおよびかんれんしりょう)
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種別
- 県指定・歴史資料
- 所在地
- 倉敷市連島町矢柄
- 所有・管理者
- 宝島寺
- 指定年月日
- 平成3年4月5日
江戸時代中期有数の悉曇学者であり,能書家でもあった寂厳の残した一連の典藉・文書です。
寂厳は備中足守藩に生まれました。出家後上洛し,五智山で悉曇(サンスクリット語)の講義を聞いたのがきっかけとなり,生涯を悉曇研究に捧げました。寛保元年(1741)連島町矢柄の宝島寺の住職となった彼は,倉敷・岡山などで悉曇学を講義しています。
彼の死後,宝島寺には彼の著書,書跡,また書写・収集された文献等,豊富な史料が遺され,歴代住職により大切に保存されてきました。これらは真言密教の学僧の思想と研究の軌跡を今に伝える実に得難い史料ということができるでしょう。
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