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ランカレポートVol.4

ランカレポートVol.4

原田さんタイトル

「自分の生活だけでなく、遠くに、でもこの地 球上に居る他の人々のことに想いを馳せることができたら、それが国際協力の“初めの一歩” 。」

原田さんってどんなひと?

コロンボの風景

質問8
好きな言葉は何ですか?
答え
『先入観を捨てろ』
『最悪でも死』
→中学時代の恩師の口癖。
当時はあんまり意味が理解できませんでしたが、年齢を重ねる毎に少しずつ理解が深まっている気が…でもまだまだですかね。
質問9
自分を動物に例えると?
答え
地道に努力するカメさんにまんまと追い抜かれる昼寝中のお間抜けなウサギ。
質問10
現地でおすすめの場所はありますか?
答え
Sigiriyaです!!! 私は2009年12月13日に訪れたばかりで感動もまだまだ新鮮。さっすが世界遺産…と納得しました。


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渡航後1年と2か月が経過・・・残る任期のことをふと思う瞬間がありました。と言うわけで!?
遅ればせながら、今回は私の活動について紹介します。

保健師としての活動風景
私の職種は保健師で、課せられた要請内容は『生活習慣病の一次予防』。
この国では1980年代に非感染症での死亡者数が感染症による死亡者数を上回り、高血圧や高脂血症、糖尿病の罹患者が40~50代の働き盛りで脳卒中や冠動脈疾患を発症、大きな社会問題となっています。

また、後遺症のため日常生活が不自由になる、働けなくなる、治療に伴う出費(公立病院での診療は無料ですが、私立病院は有料です)や家族の介護負担など、経済的に困窮する大きな原因のひとつでもある、と言われています。

ランカの食習慣=毎日3食のランカカレー、このカレーの旨さの決め手になるのはココナッツオイルとココナッツミルクです。そしてこれらが高脂血症と肥満の基礎になっていると指摘されています。

また、各種スパイスの陰に隠れて目立ちにくく注意が必要なのは塩味。塩の使用量も多めです。地域差/個人差はありますが、生の魚を調理して食べるよりも干し魚を好んで食べる傾向があり、その干し魚が相当の塩分を含んでいます。あまりに塩辛過ぎて、私は干し魚のカレーは食べられません。
ご飯をてんこ盛りにして濃い味の副菜=カレーを添えて食べる・・・確かに美味しいんですけどね。ご飯をもりもり食べてしまいます。

甘いランカの紅茶も有名です。特に美味しいのは激甘?極甘??のミルクティー。
日本では無糖の紅茶を好んでいた隊員の多くが、この甘過ぎる(笑)ミルクティーの虜になる現実があります。ちなみに私もその一人です。

他にもランカスイーツとでも言えばいいのでしょうか、この国ならではの甘いお菓子類があります。同時に塩辛いスナックも好まれ、その上、外国から入ってきたケーキやチョコレート、クッキー、ビスケットなども紅茶と一緒によく消費されているようです。

それらに加え「運動習慣はほとんどない」と言っては語弊がありますが、必要に迫られて動くのでなければ無駄な動きはしたくない、といった考え方がまだまだ主流のようです。もちろん健康の維持や向上についての意識の高さによる個人差がありますし、農業や建築業を生業とする村人など、仕事が充分な運動量に相当する場合もあります。

生活習慣病の捉え方やそれら疾病予防の意義の理解、実際に行動変容を起こせるか、より良い生活習慣をずっと継続できるか、などに個人差があるのはランカでも日本でも同様です。長年の習慣を、食事にせよ生活パターンにせよ、嗜好品にしてもそうですが、変えることに抵抗があるのも同じです。


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[私の活動]

 1.Mahimpitiya(マーヒンピティヤ)村での訪問健康指導 ★随時

作成した質問紙を利用しながら普段の生活について個別に情報収集&修正が必要な、改善できそうな生活習慣や課題についての個別健康指導。
健康訪問


 2.Mahimpitiya村含め周辺の計5つの村での健康指導
1)母子保健クリニックの機会を利用しての
集団・個別健康指導。 ★2回/月
2)妊産婦/新生児家庭訪問の機会を利用しての
個別健康指導。 ★随時
3)乳幼児体重計測の機会を利用しての
集団・個別健康指導。 ★3~4回/月

 3.Kuliyapitiya(クリヤピティヤ)保健所が実施する非感染症対策クリニックの機会を利用しての集団・個別健康指導 ★1回/月

4.Mahimpitiyaにある学校での健康授業 ★1回/月
グレード9と呼ばれる13~14歳の生徒がいるクラスを選んで2009年10月から始めた、学校の保健クラブ活動におけるリーダー養成を目的とした健康教育。

5.主にPHM(公衆衛生助産師)を対象とした非感染症対策ミニ講義 ★1回/月
これも2009年10月から始めたばかりで、初回は『BMI計算法』を、2回目は『血圧と動脈硬化』について話しました。

 6.JICAの非感染症対策プロジェクトである
“健康増進・予防医療サービス向上プロジェクト2008.5~2013.3”と連携した活動
プロジェクトの対象地域がKuliyapitiya近郊にあり、そこは別のMOH管轄地域ではありますが、各種研修や会議、検診などに参加する機会を得て、多くの学びと貴重な出会いを与えていただいています。私は各地で実施される検診会場にできる限り足を運ぶようにし、地域住民の皆さんとお喋りを楽しみながら、健康教育のような??話もしています。

健康について楽しくおしゃべり


 7.Kuliyapitiya保健所で開催される月例会議や臨時の会議、勉強会などへの参加

 8.その他
赴任して3~4か月くらいはPA(プログラムアシスタント)という職種の女性スタッフと常に行動を共にしていました。保健所業務のあれこれを説明してもらい、見学しながらの語学学習/管轄地域内で毎日のように何処かで実施される各種クリニック(母子保健や学校保健)に同行見学/プログラムの計画から実施に至るまでの流れや関係諸機関との協力連携の実際を見学・・・などなど、私は彼女といつも一緒でした。
活動先の村へ出るようになってからは村の担当PHMと多くの時間を過ごすようになりましたが、言葉がままならない最初の時期を楽しく過ごすことができたのはPAの彼女の支えが大きかったことを忘れることはありません。今でももちろん仲良しです。

また、これ以外にもMOHやMahimpitiya村での各種行事や単発で実施される特別なプログラムに参加したり、冠婚葬祭に招かれたり、他隊員の任地訪問や活動視察なども行える範囲で徐々に実践中です。

健康指導