平成21年度倉敷市文化章贈呈式
倉敷市では、毎年11月3日に、市民または市に縁故の深い方を対象に、文化の向上や地域社会の振興などにご貢献された方へ倉敷市文化章を贈り、そのご功績を称えています。
文化の日の平成21年11月3日、平成21年度倉敷市文化章の贈呈式が行われました。
今年度の文化章は、棋士であり倉敷市大山名人記念館名誉館長の有吉道夫氏が受章されました。
有吉氏は、昭和30年にプロ棋士となられました。平成12年8月30日には、史上6人目となる公式戦1000勝を達成され、現在も現役最年長棋士として御活躍中です。
倉敷市大山名人記念館館長として、平成5年の開館以来、平成19年3月まで務め、現在は名誉館長となっています。その間、小学生王将戦、倉敷市小学生将棋大会、倉敷市中学生将棋大会において解説、講話、指導対局を行うかたわら、倉敷天領夏まつり将棋大会をはじめとして、市内における将棋の指導・普及に尽力し、倉敷市における将棋文化の振興に大きく貢献されています。
また、女流公式タイトル戦「大山名人杯倉敷藤花戦」の創設にも尽力し、市内の将棋ファンのみならず、多くの人々に将棋文化を広め、倉敷を将棋文化の発信基地の一つとして全国に認めさせてこられました。
式典は、10時から市役所1階市民ホールで行われ、伊東市長から文化章が贈呈されました。