ランカレポートVol.8

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ランカレポートVol.8

原田さんタイトル



「自分の生活だけでなく、遠くに、でもこの地 球上に居る他の人々のことに想いを馳せることができたら、それが国際協力の“初めの一歩” 。」

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平成22年6月22日。唯一残っていた先輩隊次=20年度1次隊が帰国しました。

ということは…私たちの任期が残り3か月を切ったということ。帰国に向け、2年間の活動最終章を迎えた実感が、少しずつ湧いてきています。

活動先で会う人毎に「もう帰るんでしょ」「いつ帰るの」「帰ったら私たちのことは忘れるんでしょ」「次はいつ来るの」「もう来ないの」という類の質問攻め。普段は考えないようにしている別れの寂しさを、繰り返し味わっています。


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そうそう。この倉敷市国際課HPにまつわることで、うれしかったことがひとつあったのでご報告です。21年度4次隊の後輩隊次に、私と同じ任地Kuliyapitiya(市役所配属)の隊員がいます。彼の職種は環境教育。今年の1月頃だったでしょうか、彼はこの活動紹介ページにたどりつき、私に連絡をくれたのです。

そして、とうとう彼がKuliyapitiyaに赴任して来ました。狭く、濃密な人間関係の町です。白い外国人→彼のこと、の噂はすぐに私のところまで届きました。

せっかく同じ任地にJOCVが来たのだから、私が帰国する前にひとつ一緒にプログラムをしたいなあと思い、現在、環境と保健を絡めた内容での行事を計画中です。

この2年間で私が行いたかったこと。たくさんありますが、他の隊員の任地訪問(活動見学)は特にそうです。見学だけでなく、そこに住む人々や隊員の周辺で活動を支えてくださっている人々との交流も、意義深いと思っています。隊員たちが地元の人々の暮らしの中に溶け込み、どれほど頼りにされているか、大きな存在となっているかを実感する瞬間。仲間たちを心から誇りに思います。

もちろん、私自身の活動も絡めて個別健康相談など随時応じられますし、生活習慣病予防について講演する機会を作ってくださった配属先もあります。

生活習慣病予防講座
  〔写真〕生活習慣病予防講座

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最近、南海岸を訪れる機会がありました。そのとき撮った写真をご覧ください。

Dickwella海岸打ち寄せる波
  〔写真〕Dickwella海岸         〔写真〕打ち寄せる波

ヤドカリ 
〔写真〕ヤドカリがたくさん歩いている浜辺、ちっちゃいのから結構なサイズのものまでうじゃうじゃいました。

海はオフシーズン。マリンスポーツをする人もおらず、観光客も少ない海辺で心身共に休養してきました。近くを散歩すると、2004年の津波被害を思い出させる看板をあちらこちらで見かけることができます。凪いでいるインド洋はとても美しく穏やかですが、この時の激しく打ち寄せる波、砕け散る波飛沫と轟く海鳴りは凄まじかったです。

津波危険地帯避難経路
   〔写真〕津波危険地帯         〔写真〕避難経路
津波はこの高さまで及んだ(2004年12月26日) 
〔写真〕津波はこの高さまで及んだ(2004年12月26日)

そんな中、早朝と夕暮れに小舟を漕ぎ出し、漁をする人々がいました。浜辺には村人がちらほら。漁を終えて戻った舟から、獲れたての魚を買い求めていました。彼らの話の輪の中に入って雑談を楽しみながら、魚の栄養についても話しました。

漁をする人たち純朴なランカの人々
  〔写真〕漁をする人たち       〔写真〕純朴なランカの人々

純朴なランカの人々と過ごす時間は何物にも代えがたく、またひとつ私の貴重な思い出、宝物が増えました。