平成22年度倉敷市文化章贈呈式
倉敷市では、毎年11月3日に、市民または市に縁故の深い方を対象に、文化の向上や地域社会の振興などにご貢献された方へ倉敷市文化章を贈り、そのご功績を称えています。
文化の日の平成22年11月3日、平成22年度倉敷市文化章の贈呈式が行われました。
今年度の文化章は、郷土史研究家の大谷壽文氏、音楽家の小山裕章氏のお二人が受章されました。
大谷氏は、小学校長など38年間の教職を退いたのち、唐琴公民館長を務められました。
児島地区郷土史研究の第一人者として活躍中であり、公民館の歴史講座の講師を長年にわたり務められました。
昭和63年から、児島地区の地域の歴史をまとめた書物(各地区の「歴史と伝承」「歴史散歩」等々)を順次刊行されました。
平成21年から平成22年にかけ、児島地域6地区の歴史書を相次いで刊行したことにより、児島地区全地区の歴史書を完成させられました。(全13刊)
また、「広報くらしき」「高梁川」「倉敷新聞」「マイタウン児島」に長年にわたり様々なテーマで寄稿し、児島地区の歴史を市民の身近なものとされました。
平成13年に倉敷市文化連盟賞、平成17年には岡山県文化財保護協会賞を受賞されています。
小山氏は、倉敷青陵高等学校、岡山女子短期大学(現岡山短期大学)で教鞭をとる傍ら多くの合唱団、オーケストラを指揮されています。
昭和34年、サンクトペルテン市との姉妹都市縁組時に結成された「倉敷市民合唱団」を創設、育成し、合唱音楽の普及に努め昨年結成50周年を迎えました。
また、昭和52年結成の「倉敷市民吹奏楽団グリーンハーモニー」の団長として岡山県を代表する吹奏楽団として育てあげ、今年、第40回定期演奏会を開催するなど、数々の音楽団体、グループの創設、育成に関わり、本市の音楽文化の振興に大きく貢献されました。
昭和42年には、倉敷市文化連盟理事に就任し、以後、理事、副会長として長年にわたり本市における文化の振興・発展に寄与されました。
式典は、10時から市役所1階市民ホールで行われ、伊東市長から文化章が贈呈されました。