ヨルダン通信Vol.1

ヨルダン通信Vol.1

ヨルダン通信 タイトル

JICA青年海外協力隊として、ヨルダンで経済市場調査の活動をしている松本香織(まつもと かおり)さんのレポートをお届けします。第1弾はヨルダンの概要をお伝えします。

マルハバ!(アラビア語で、「こんにちは」)

※また、イスラム教で「あなたに平安を」という意味の「アッサラームアレイクム」も、一般的な挨拶です。

2010年6月から、青年海外協力隊・経済市場調査隊員として、ヨルダンで活動している松本香織です。

ヨルダンは、アラビア半島に位置する小さな中東の国です。中東というと、「怖い」や「テロ」といったイメージを抱く方もいるかもしれません。しかし、本当は、高いホスピタリティを持って、あたたかく接してくれる素敵な国です。道がわからず困っていると、周りのみんなが教えてくれますし、盗難などもほとんどない、治安のよい国です。
そんなヨルダンから、現地の人々の生活の様子や文化など、お届けできたらと思います。


ヨルダンってどこにあるの?
図:ヨルダン周辺の地図
ヨルダン周辺の地図


ヨルダンは、北はシリア、南はサウジアラビア、東はイラク、西はパレスチナ、イスラエルに挟まれています。国土は、日本の約4分の1で、北海道と四国を合わせたくらいの大きさです。
例えば、ヨルダンの一番北の町から南の町まで、バスで約5時間で行けます。

ヨルダンの気候は?

地中海性気候で、春と秋は短いですが四季があります。首都アンマンやそのほかの市街の気温は、東京とあまり変わりません。しかし、ヨルダンは雨が本当に少なく、水不足が常に深刻な問題です。昨年の6月~10月まで、首都アンマンでは1日も雨が降りませんでした。
また、死海沿岸や紅海沿いの町は、夏の気温が50℃にも上り、とても暑いです。
国土の大半は砂漠で(砂漠といっても土の多い土漠といった感じです)、日本のような森や木は非常に少ないです。

砂漠1
砂漠2

ヨルダンに住んでいる人

ヨルダンには、もともとヨルダンに住んでいた人たちと、中東戦争の際に、パレスチナから難民となってヨルダンに来た人たちがいます。もともとヨルダンに住んでいた人たちの中には、ベドウィンと呼ばれる砂漠の遊牧民も多くいます。
パレスチナ系住民は、ヨルダン国民の7割を占めており、今も難民キャンプに住んでいる人、家を持って市内に住んでいる人と様々です。パレスチナ系住民が多い地域では、パレスチナの国旗や衣装を見ることもよくあります。
 

ベドウィンの羊飼い
ベドウィンの羊飼い
写真:アンマン近郊の職業訓練校の生徒
アンマン近郊の職業訓練校の生徒
―パレスチナ出身がほとんど―

ヨルダン人の宗教

ヨルダンは国民の93%がイスラム教徒です。どの町にもモスクがたくさんあり、1日に5回アザーン(お祈りのアナウンス)が流れ、男性はモスクで女性は家でお祈りをします。
女性は、ヒジャーブ(髪の毛を覆う布)をかぶり、肌を露出しません。学校も男子、女子で分かれています。
1年に約1か月、ラマダンという断食月があり、日の出から日没まで、水も食事も煙草もすべて口にせず、過ごします。ヨルダン人に「ラマダンはつらくないの?」と聞くと、「すばらしい!神と近くなれる時期だから嬉しい。」という答えが返ってきました。

モスク
モスク
お祈りをする人々
お祈りをする人々

 



次回は、私の住んでいる町について紹介したいと思います。

<国際課より>
国際課では松本さんへの励ましのことばや質問をお待ちしております。メッセージは国際課がお預かりし、松本さんへ届けます。
倉敷市はヨルダンで奮闘中の松本さんを応援しています。