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コスタリカ通信Vol.2

コスタリカ通信Vol.2

コスタリカ通信 タイトル

JICAシニア海外ボランティアとして、コスタリカで代替エネルギーや省エネ技術の指導をしている佐伯元(さえき はじむ)さんのレポートをお届けします。第2弾はコスタリカで1ヶ月過ごした感想です。(2011年5月12日掲載)

2011年4月25日
コスタリカに来て、もう1ヵ月以上経ちました。スペイン語の学習期間を終え、今週はいよいよ任地のアラフエラ市に移ります。今回はコスタリカの印象等この1ヵ月の感想を述べます。
 

1.コスタリカ

人口450万人、国土面積はほぼ九州+四国の小国と前にお伝えしました。第一の都市が首都サンホセ(人口40万人)、第2が私の行くアラフエラ(人口20万人)、第3がエレディア(人口10万人)で、これらの都市が20km以内(いずれも1000m前後の高地)に近接しています。サンホセは首都なので、特別に国会、大聖堂、中央銀行、国立劇場等があり繁華街もありますが、他の都市はいずれも同じような配置(市の中央に市民の公園があり、周りに教会、市役所、学校、銀行等の重要な施設がある)でこじんまりとまとまっているようです。

まだ原生林のある自然公園には行っていませんが、近くの植物園や動物園でも熱帯地方に来た雰囲気は味わえます。町中やホテルでもしょっちゅう小鳥が鳴いていますし、その殆どは日本で見たことのない種類です。

いろいろな人種がいるようですが、日本人(約400人)を含めアジア系は少ない感じがします。たまに"Chino"(中国人)と声をかけられますが、東洋人のことを呼んでいるとも言われていますので、気にせずに手を上げて応えています。 

 

2.気候
コスタリカの植物
コスタリカの植物

(1)気温
北緯10度に位置しますので、基本的には北半球の常夏の国です。従って、マンゴーやパパイア等の果物も安く買えますし、街にはヤシ類の植物も多いので熱帯に近い雰囲気はあります。教育を受けた首都サン・ホセ(海抜1200m)ほどではありませんが、私の赴任するアラフエラも高地(海抜970m付近)にあるのでかなり涼しいです。当然海抜0m付近の海辺は年中最高気温は40度近くになっています。

やっと温度計を購入し毎日気温を測っています。ショッピング・センターで聞きまくってやっと買おうとしたら体温計だったり、購入するまで苦労しました。こちらの人は温度に関心がなく、「1年中殆ど変化ないのに、何で温度測らんとあかんのや?」と言われました。そのくせ25℃くらいに気温が上がったら「暑い暑い」と言っています。

(2)季節
コスタリカは北半球の熱帯の国ですが、季節は夏(または乾季=12月から4月)と冬(雨季=5月から11月)の二つしかありません。気温は年中余り変化がなく、サンホセでは年中18℃~28℃程度ということですが、これから雨季に入ると最高気温も多少下がると言われています。雨季の気温や雨がどんな降り方をするのか楽しみです。なぜ12月から4月の乾季を夏と呼ぶかについては、何人かに聞きましたがしっかりした答えは返って来ませんでした。まあどうでもいいような気もしますが。
 

3.セマーナ・サンタ(聖週間)

4月下旬の1週間はセマーナ・サンタ(日本では復活祭、イースターと言われているキリスト教徒の年間最重要行事)で、ほとんどの会社、大学等が休みでした。TVでもキリスト受難劇等の映画がよく放映されています。私たちのスペイン語学校は、21日(木)と22日(金)が休みになったので、私は大聖堂付近で行われる"Procesion"(辞書で調べると、「宗教上の行列」"Emanation of the Holy Spirit"等と書かれています。)を見に行きました。私はプロテスタントの教会に行っていますが、Procesionというのは見たことがありません。日本でもカトリックの教会ではやるのでしょうか?セマーナ・サンタの間、ミサはほぼ毎日行われますし、"Procesion"もサンホセで計6回行われました。それぞれ内容が違うので(Procesionのルートも違う)私は頑張って3回見に行きました。説明のスペイン語がよく解りませんが、金曜日(22日)が処刑されるキリストのProcesion、土曜日(23日)がキリストの墓へのProcesion、日曜日が復活したキリストのProcesionだと思います。マリアさん(キリストのお母さん)が神聖視されているのか、Procesionの中で特別の存在という雰囲気を感じました。

金曜日のProcesion
金曜日のProcesion
土曜日のProcesion
土曜日のProcesion
日曜日のProcesion
日曜日のProcesion

22日以降は法律で酒類の販売が禁止されます。カトリック以外で酒飲みたい者はどうしたらいいのかというと、家の中で飲むのはOKということのようです。カトリック以外の人や、カトリックでも遊びの方が大事な人は、海辺等のリゾート地に大挙して出かけるので、交通渋滞になるそうです。逆に町はProcesionの行われる地域や教会以外は、人も殆どいませんし店も閉まっていました。
 

4.スペイン語

約1ヵ月スペイン語の個人教授につきあったので、そこそこ会話はできるようになりました。(相変わらず、動詞の活用には苦労していますが)この1ヵ月で、苦労して何とかやれたことは、以下の通りです。

  • 散髪に行き、何とか恰好の付く形で髪が短くできた。
  • ホテルの洗濯機と乾燥機の使い方を教えてもらって、何とか使えた。
  • 銀行の預金口座を開設し、ドルとコロン(コスタリカ通貨)に割り振った。

JICAの教育でも、学校でも日常会話中心でしたので、何とか必要最低限の生活を維持するための言葉は覚えました。でも配属先からもらった資料を見ると、殆どが今までお目にかかったことのない単語です。これからは、周りの仲間と辞書を頼りに少しずつ自分の言えることを広げて行こうと思います。技術用語は英語と似ているのが多い点は助かります。

明日最後のPresentasion(15分スピーチ)があります。私は「コスタリカの2020年に”Carbon Neutral"という目標達成のため再生可能エネルギー開発に貢献したい」「大学でテニスのできる友達を見つけたい」ということを中心に話をするつもりです。63歳でスペイン語を始めた私が今後スペイン語と向きあって行くのは不安もありますが、何とかなると思っています。 





今週任地のアラフエラに行きます。いよいよ仕事が始まります。

<国際課より>
国際課では佐伯さんへの励ましのことばや質問をお待ちしております。メッセージは国際課がお預かりし、佐伯さんへ届けます。
倉敷市はコスタリカで奮闘中の佐伯さんを応援しています。