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コスタリカ通信Vol.10

コスタリカ通信Vol.10

コスタリカ通信 タイトル



JICAシニア海外ボランティアとして、コスタリカで代替エネルギーや省エネ技術の指導をしている佐伯元(さえき はじむ)さんのレポートをお届けします。第10弾は活動計画検討会、最近のコスタリカの様子、テニスについての報告と、2011年を振り返ります。(2011年12月15日掲載)

2011年12月15日

佐伯元です。このコスタリカ通信も第10回になりました。いよいよ今週コスタリカを出発し、来週の日曜日に9ヶ月ぶりの日本に到着予定です。いろいろやりたいことはありますが、まず日本の寒さに慣れて健康第一に過ごしたいと思っています。

1.仕事関係

(1)セミナー等
9月にセミナーを計画し実施直前に中止になりましたが、今回は11月に急に決まり12月初めに実施する予定でした。頑張ってかなり準備が進んだ段階で、今回も中止になりました。12月はクリスマス前で、聞きに来る学生が少ないためだそうです。準備したのにやらなかったのは残念ですが、一生懸命準備した資料は必ず次に繋がるので、「自分の財産が増えた」と考えるようにしています。

今年は1回しかセミナーをしませんでしたが、今回で4つ目の原稿ができたので、来年はいろいろな要求に対応したセミナーができると思います。セミナーをやれと言うお呼びがかかっての話ですが。

(2)活動計画検討会

活動計画検討会
活動計画検討会

12月に私、UTNとJICAの3者による活動計画の確認会議がありました。私の職場(UTN)からは相棒や仕事で関係する人はもちろん、学長も出席しました。着任後半年を過ぎて職場に慣れ、仕事の計画が進み始めた段階ですが、このタイミングで目標はどこか、そこへ到達するのにどんな問題があるか等を3者で確認するものです。関係者だけの気楽な会議だと思っていましたが、スペイン語でやるのはやはり準備も大変だし疲れます。活動の経過、今後の目標の説明はスムーズに行きましたが、テーマの内容が変わったこと(「夢の提案」が重要テーマとして加わった)や太陽光パネルの予算が通らなかったことなどが話題になり、説明に困りました。内容が少しややこしくなった時は相棒が説明し、その後私が「私も同意している」と言う作戦が成功し、出席者の納得を得ました。

やれやれ、せえじゃけど半年に1回こげえなことやらにゃあいけんのじゃのお?

 

2.最近のコスタリカの様子

(1)雨季から乾季へ
12月になり乾季になったら天候はどう変わるのか楽しみにしていましたが、劇的に変わりました。典型的には、降雨量と風の変化です。降雨日数は10月が30日、11月が22日でしたが、11月28日から天候が変わり晴天が13日連続しました。

12月からは多分降雨日数は月間数日だと思います。また、季節の変わり目に吹くと言われる強い東風がよく吹くようになりました。春一番ならぬ「夏一番」でしょうか?このため、12月は乾季(夏)とは言っても涼しいです。コスタリカでは復活祭(3月後半から4月が多い)頃が一番暑いと言われています。これからの半年弱が一番旅行には適した季節といえます。

(2)クリスマス準備

イエス誕生のミニチュア
イエス誕生のミニチュア

大学本部では、クリスマス・ツリーに続いてイエス・キリスト降誕場面のミニチュアが登場しました。各事務所はそれぞれの人が、リース等自分の好きなものを飾ってクリスマスを迎えるようです。当然商店も飾り付けをしますが、ひょっとしたらキリスト教国でない日本より地味かもしれません。教会では15日現在、余り目立った変化はありません。どの教会もリース等の飾り付けはなく、クリスマスを迎えるためのものはアドベントのキャンドルぐらいです。むしろ倉敷教会の方がいろんな行事があったり、リースの飾り付けをしたり、クリスマスを強く意識するような気がします。今年のクリスマス休暇(12/18~1/1)は日本に帰りますので、コスタリカの町の様子や教会のクリスマス礼拝がどんな感じか見るのは来年のお楽しみとなります。

3.テニス
JICAのテニス仲間
JICAのテニス仲間

コスタリカではテニスは殆どやられていないと聞いていましたが、サンホセでJICAのボランティアがテニスのサークルを作っていました。私もこれに加わり、月に1回程度5人~10人のメンバーでホテルのコートを借りて2時間程遊んでいます。このメンバーはJICAボランティアの年齢構成を反映しているようで、20歳代と60歳代ばかりで30歳、40歳代がいません。でもなぜか一番元気に走り回っているのは60歳代のおっさんです。

コスタリカではテニスコートの数が少なく、テニスクラブに入れば「一生タダでプレーできる」と言われましたが、入会金が100万円近くするそうでここではテニスは庶民のスポーツではないようです。私は毎回サンホセまで通う(バスで行って、タクシーに乗り換える)のが大変なので、アラフエラのテニスコートを探しましたが、人口が20~30万人いる都市アラフエラにテニスコートがない(サッカー場は大学や学校はもちろん町の至る所にあります)ということが分かりました。このテニスサークルの中は全く日本人と日本語のみの世界ですから気が楽です。もちろんテニスも面白いし、体を動かすことも気持ちがいいので、私のストレス発散に大いに役立っています。

4.2011年の終わりにあたり

2011年も間もなく終わります。私にとって今年は大きな変化があった年でした。1月6日から駒ヶ根の研修所で、スペイン語を中心とする65日間の厳しい(楽しい面もありました)訓練を受けました。3月11日、修了式が終わり名古屋へ向かうバスの車中で、東日本大震災の発生を知りました。何とかその日に倉敷まで帰りましたが、翌日妻の母が倒れ、妻は介護のためコスタリカ行を延期し単身で出発することになりました。出発の前日、津波の影響を心配していた陸前高田の従弟の死亡の知らせを受けました。精神的にかなりしんどい出発でしたが、3月23日無事にコスタリカに到着しました。コスタリカの生活を開始してからのことは「コスタリカ通信」に書いた通りです。まだ半分の1年も経過していませんが、何とか環境の変化に対応しつつあります。

今回帰国したら日本でいろんな人に会い、また日本の空気を肌で感じ、新たな気持ちでコスタリカに向かいたいと思います。2012年もマイ・ペースで頑張るでえ。


つたない「コスタリカ通信」を読んで下さった皆さんに心から感謝します。
皆さんにとって、2012年が恵まれた年であることをお祈りします。




<国際課より>
国際課では佐伯さんへの励ましのことばや質問をお待ちしております。メッセージは国際課がお預かりし、佐伯さんへ届けます。
倉敷市はコスタリカで奮闘中の佐伯さんを応援しています。