モンゴルレポートVol.5

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モンゴルレポートVol.5

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JICAシニア海外ボランティアとして、モンゴル農協の組織経営・運営を指導している西進(にし すすむ)さんのレポートをお届けします。第5弾はモンゴル農協連合会の研修会についてレポートします。

昨年の夏から、モンゴル各地の農協理事長や部長などを対象の研修会が、月に1回くらいのペースで、ウランバートルのモンゴル農協連合会(私の活動先)で、開催されるようになりました。
 
広いモンゴルの各地から毎回15人から20人くらいの参加者が集まります。朝9時から午後5時半まで、1週間、缶詰めになって行なわれています。1週間も続けてはしんどいと思うのですが、交通が日本の様に発達していないモンゴルでは、たびたび集合することが難しいので、開催するときはまとめてするのだそうです。モンゴルの人は大概ウランバートルに親戚や知り合いがいるので、研修主催者が宿泊を用意することはしないそうです。

今回(2012年1月)の参加者は、若い人から年配の方まで広い層の人たちです。農協連合会のスタッフや大学の教授などが、農協の意義やマネジメント・歴史などを講義します。かなりハードなスケジュールが組まれています。私は2コマ「日本の農協の紹介」と「生産物の販売経路」について講義を行っています。

研修会の参加者
研修会の参加者
講義:通訳のGさん(左)
講義:通訳のGさん(左)
研修会後の「お疲れさん会」
研修会後の「お疲れさん会」

 

 毎回、日本の農業についてたくさんの質問が出ます。2012年1月初めに行なった研修会では、「JICAとはなんです?」「日本にも酪農協同組合はありますか?」とか「原発での放射能の影響はどうですか?」「ブロッコリーを作っているが、あまり日持ちがしない。どうしたら売っているように、日持ちができるのか?」。また、「チャツラガン※を日本に輸出したが?」などなど。すぐに回答できないことは、後日調べて答えます。活発に、質問やお互いの成功例などを報告する姿に、モンゴル農協の展望は明るいことを実感します。

※チャツラガン(別名サージ)モンゴルなどでできる小さな木の実。これをジュースなどにして飲むと健康に良いと言われています。今モンゴルでは、このチャツラガンの栽培がかなり広がりつつあるようです。



『農業の様子』

昨年の夏、ウランバートルの郊外にあるTさんの農場を見学させていただいた時の写真。後ろ姿の髪が長い大きな人がTさん。農業にとても情熱を持って取り組んでおられます。日本語が堪能で、日本に時々行かれたり、自分で日本語の本「現代農業」を取り寄せたりして研究しておられます。

長髪の大男がTさん
長髪の大男がTさん
Tさんの農場
Tさんの農場

 

『農業(牧畜)の様子』

初夏に、家族・親戚総出で羊の毛を刈ります。刈った羊の毛は、自分で有利な販売先を探したり、農協を通して出荷したり、農家に買いに来る買い付け人に売ったりするそうです。試しに私も毛を刈る作業をさせていただきましたが、羊の肌を傷付けるような気がして、なかなかうまくできませんでした。写真の人たちはさすがです、見る間に刈っていきました。

羊の毛刈り
羊の毛刈り

 

(2012年2月2日 記)

<国際課より>
国際課では西さんへの励ましのことばや質問をお待ちしております。メッセージは国際課がお預かりし、西さんへ届けます。
倉敷市はモンゴルで奮闘中の西さんを応援しています。