コスタリカ通信Vol.13

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コスタリカ通信Vol.13

コスタリカ通信 タイトル

JICAシニア海外ボランティアとして、コスタリカで代替エネルギーや省エネ技術の指導をしている佐伯元(さえき はじむ)さんのレポートをお届けします。第13弾は奥様と出かけたケツァール・ツアーとパナマ旅行についてお伝えします。(2012年4月5日掲載)

2012年3月23日

佐伯元です。

今日でコスタリカでのボランティア生活節目の1年になります。この1年間、立てた計画が再三キャンセルされたり、予算がなかったりで仕事の成果はまだあまりありませんが、この1年間健康に過ごせたことを神に感謝したいと思います。またJICAの人や家族、友人等多くの人に助けて貰ったことは忘れることができません。今後1年間健康を維持し、またUTN、コスタリカの人達と相談しながら彼らの目指す成果に繋がる活動をしたいと思います。

今回コスタリカに来て初めて旅行をしましたが、これからも妻の居る間にコスタリカの豊かな自然を楽しみたいと思います。

1.各キャンパス訪問計画

UTN各キャンパス訪問の計画がやっと固まりました。3月に本部のあるアラフエラ・キャンパスからキャンパス訪問をスタートする予定で準備を進めていましたが、1週間前になり延期となりました。午前中にセミナー(私の分担は「再生可能エネルギーのコスタリカでの普及」)を行い、午後はエネルギー診断と言う計画で実施寸前まで行きましたが、昨年9月・11月に続いて3回目の中止(延期)で、今回も「スケジュール調整がうまく行かなかった」という解ったような解らないような理由でした。しかし次の計画に向けて準備を進めるしか方法はありません。試合のために練習を重ねて来たのに試合が延期(又は中止)になったような感じで残念ですが、4月以降の活動に生かしたいと思います。この計画が順調に進み出せば、次は予算が取れていない太陽光パネルのモデル製作が課題となります。

 

2.旅行

(1)ケツァール・ツアー
世界で一番美しい鳥と言われ、中米にしかいないケツァールを見るツアーに出かけました。手塚治虫の「火の鳥」のモデルになった鳥です。今回は妻にとってはもちろん、私にとっても初めてのコスタリカ一泊旅行です。朝早くでないとケツァールに出会わないので、早起きして4時半に家を出発して約70kmの山道を3時間かけて出かけました。ケツァールは自然の環境の中で保護しているので、一般の人では見つけるのが大変です。ガイドは巣のある場所やケツァールの行動調査から居る場所を予測し、鳴き声を工夫したりしてうまく見つけて教えてくれます。また望遠鏡で鳥を見せてくれ、写真までとってくれました。もしガイドなしで行ったら、「なにか鳥がいたかな」ぐらいしか解らないと思います。娘から借りた400倍の双眼鏡も役に立ちました。ハチドリ等の珍しい鳥も沢山見ましたし、自然の中を散策するのはとても気持ち良かったです。標高2500m程度の高地なので、夜は10℃以下に冷えます。ホテルは暖炉で暖房しますが、薪を焚くのが大変でした。子どもの頃にかまどを焚いた経験や、物理の「燃焼の3原則」等を思い出しながら、なんとか暖をとりました。

ケツァール
ケツァール
ケツァールの森で
ケツァールの森で

(2)パナマ旅行
3月15日から3泊4日でパナマ旅行に出かけました。JICAボランティアの親しい友人がパナマにいるし、その奥さんも倉敷出身で夫婦同士で知り合いなので、前から出かけたいと思っていました。観光の目的はパナマ運河と、新旧市街の見学でこのツアーに2日出かけました。パナマ運河のクルーズで船が運航される仕組みがよく分かり楽しかったです。パナマはコスタリカの隣国なので、飛行機で行くと約1時間で着き、あまり大きな工業がなく観光が主要産業の一つである等コスタリカと似た面もあり、両国の人口やGDPは以下のように似通っています。


人口(万人) GDP(US$億/年) 一人当たりGDP(US$/年/人)
パナマ 330 300 9000
コスタリカ 430 350 8000

パナマ市を中心に観光しましたが、ここは全くコスタリカとは別の世界でした。パナマは運河がある他、世界のお金が集まってくるためか、中心部は高層ビルが林立し一見東京のようです。15世紀当時の建物の残る旧市街地も温存されており、貧しい人の住居もありとても複雑です。
パナマ市の高層ビル
パナマ市の高層ビル
パナマの16世紀の海賊用大砲
パナマの16世紀の海賊用大砲

友人夫妻の歓待を受け、日本大使館主催の日本週間で「六甲おろし」の合唱に参加するおまけまでついて、ほんとに楽しい忘れられない旅行になりました。

パナマ大使館行事での六甲おろし
パナマ大使館行事での六甲おろし

 

3.妻のつぶやき2

 

  • ケツァール・ツアーはほんまに運良かったわ。見れん人もいるらしいのに、2日間で10回以上も見れたし、今は乾季やからオスの尾っぽが長うて綺麗やし、ええ時期に来れて良かったわ。
  • ケツァール・ツアーの森やホテルはごみ一つないし、資源やエネルギーを有効に使うように呼びかけてるのはええけど、サンホセやアラフエラに散らかってるごみを何とかしてくれへんかな。
  • これ一人やったら買い物運ぶのもっと大変やろな。道はでこぼこやからカートは使えへんし、重いもの歩いて運ぶの大変やわ。
  • コスタリカ人はラテン系やからもっとのんびりしてるんかと思うたけど、朝早うからしっかり働いてる人多いんやな。国民は貧しいから質素な暮らししてる人が多いんか?
  • 外国旅行は空港ごとに荷物検査や入国検査のやり方が違うから大変やな。それになんでコスタリカの入国カードを2回も(パナマ出国時とコスタリカ入国時)書かなあかんのか訳解らんねえ。




<国際課より>
国際課では佐伯さんへの励ましのことばや質問をお待ちしております。メッセージは国際課がお預かりし、佐伯さんへ届けます。
倉敷市はコスタリカで奮闘中の佐伯さんを応援しています。