コスタリカ通信Vol.16

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コスタリカ通信Vol.16

コスタリカ通信 タイトル

JICAシニア海外ボランティアとして、コスタリカで代替エネルギーや省エネ技術の指導をしている佐伯元(さえき はじむ)さんのレポートをお届けします。第16弾は奥様の帰国前に探訪した国立公園とようやく始まったキャンパス訪問についてお伝えします。(2012年6月25日掲載)

2012年6月22日

佐伯元です。

妻が帰国しました。妻にとってはわずか4ヶ月半の滞在でしたが、旅行をしたりコスタリカのいろいろな生活を自分自身で体験できたので、いい思い出になると思います。私にとっても、コスタリカで二人で生活できたことは一生の思い出になると思います。これからまた一人の生活に戻ります。料理や家の世話等全部一人でやるのは大変ですが、任期はあと1年もなく外国での単身生活もいい経験だと思います。仕事の方も6月に「キャンパス訪問」が始まりました。今後計画通りに行くかどうかまだ安心はできませんが、落ち着いて仕事に専念したいと思います。

1.業務関連

やっと「キャンパス訪問」が始まりました。3月から始まる予定だったので3ヶ月遅れましたが、とにかく始まってほっとしています。6月にはパシフィコ・キャンパス(文字通り太平洋に面したキャンパスで、水産学部等がある)を訪問し、午前中に再生可能エネルギー等のセミナー、午後はエネルギー診断を行いました。

パシフィコ・キャンパスのセミナー
パシフィコ・キャンパスのセミナー
セミナーは40分程度の予定で計画していたら、1週間前に「基礎知識のない学生が多いので、気候変動の原因等の説明を増やして1時間に延長する」と言われました。手持ちのデータや情報があったので、あわてずに済みました。これからもいろいろあると思いますが、よく言われる「引き出しを沢山持っておく」よう努力していくつもりです。講義に使う教室に学生中心に45人ほど集まりました。1時間の発表は長くて大変でした。私は準備したことを間違いなく話すことに精一杯で、聞いている人がどんな様子か(退屈していないか等)観察する余裕がありませんでした。次回セミナーの課題です。

エネルギー診断はキャンパスとして経験がないとのことで、今回は必要性・方法等について説明し1ヶ月後に診断を行うことにして帰って来ました。今後1ヶ月に1回程度のスケジュールで5キャンパスを回る予定ですが、とにかく第一歩を踏み出しました。

 

2.アパートのオーナー交代

私は去年4月にアラフエラに赴任して以来、3LDKのアパートに入っています。ここは同じような作りのアパートが24軒あり、殆どは子ども連れの家族が住んでいます。24家族の中には自宅にしている人と、私のように賃借している人がいます。去年くらいからアパートの各室が売りに出され、私のアパートも今年2月にパナマ人に売却されました。何とか面倒な契約を取り交わして「大変やったけどスペイン語の勉強にもなったわ」とほっとしていたら、4月になり再度コスタリカ人に売却されまた賃貸契約の交渉が始まりました。JICAスタッフがスペイン語の表現や契約に絡むトラブル防止(特に退出時の「敷金」相当のデポジットの扱いが大変でした)等で指導してくれたので、なんとか契約を取り交わし、今度は来年までこのまま住み続けられそうです。私の場合はJICAがついているので問題も起らずに済みそうですが、風土や習慣の違う土地で契約するという事は、ほんとに大変なことだと思います。

3.続コスタリカの自然探訪

妻が帰国前の最後の機会ということで、アラフエラから約10kmの国立動物園に行きました。ここはアメリカ大陸でも最も多くの鳥類が居るということで有名です。小鳥から最大の鳥と言われるダチョウまで数百種類の鳥が居ますが、私にとって意外な関係(カメの顔をなめている小鹿、ダチョウとカメが一緒に散歩等のお付き合い?)を発見したりして楽しかったです。多彩な色のコンゴウインコは種類が多く、ほんとにきれいです。動物の多くが人の近くまで来るので子どもたちは大喜びで遊んでいました。鳥以外にはサル等の哺乳類や、ワニ等の爬虫類がいましたし、きれいな蝶も沢山飛んでいました。もちろんワニやワシ等の危険な動物は檻の中です。コスタリカでは、できるだけ自然の中で動植物を保護しようと取り組んでいるそうです。その分管理費がかかり入場料は高くなっているようですが、これは仕方がないかもしれません。今回はクジャクが私たちの前まで来て羽根を広げる大サービスをしてくれました。

コンゴウインコ
コンゴウインコ
クジャク
クジャク
白いタカ
白いタカ

 

4.妻のつぶやき5

(1)コスタリカ
コスタリカの動物園は自然のまま作ってあるから、大自然の中で鳥やいろんな動物と触れ合えて素敵やねえ。

(2)日本
やっぱり日本はええわ。どこでも日本語で通じるし、ご飯はおいしいし言う事ないわ。そやけど、台風は来るし、梅雨はうっとうしいし、その後の蒸し暑い夏の事考えたらうんざりやわ。やっぱり世の中「ええばっかり」言うのはないんやな。


<国際課より>
国際課では佐伯さんへの励ましのことばや質問をお待ちしております。メッセージは国際課がお預かりし、佐伯さんへ届けます。
倉敷市はコスタリカで奮闘中の佐伯さんを応援しています。