倉敷市文化章 平成24年度贈呈式

倉敷市文化章 平成24年度贈呈式

伊東市長による式辞と受章者挨拶

 平成24年度倉敷市文化章贈呈式 

倉敷市では、市民または市に縁故の深い方を対象に、文化の向上や地域社会の振興などにご貢献された方へ倉敷市文化章を贈り、そのご功績を称えています。

平成24年度倉敷市文化章は、美術作家の高橋秀氏が受章され、文化の日の平成24年11月3日、市役所1階市民ホールで贈呈式が行われました。

高橋氏は、絵画をはじめ彫刻や版画など永年にわたる美術作家としての活動のかたわら、未来を担う若者に対して地元大学で教鞭を執り、また、若い美術探究者の海外留学を支援するなどの育成に努め、さらに子どもたちには、身近な芸術活動の環境づくりを通して将来にわたり芸術に親しむ素養を育むなど、本市の文化振興に大きくご貢献いただいてきた方であります。

高橋氏は、21歳で独立美術協会展初入選を果たすなど、若くして頭角を現し、33歳でイタリアに渡られました。以後41年余にわたりローマを拠点として精力的な制作活動を展開し、日本人として初めてローマ国立近代美術館で「高橋秀・ローマ30年展」を開催したほか、国内でも紫綬褒章を受章するなど、国内外から高い評価を受けられています。

平成8年には、倉敷芸術科学大学教授(現名誉教授)に就任され,平成16年に沙美海岸に拠点を移してからは、全国高校生現代アートビエンナーレ、倉敷現代アートビエンナーレ・西日本を立ち上げるとともに、沙美アートフェストのイベントを通して、地域芸術文化の普及に尽力しておられます。また、自身の海外での経験を踏まえ、平成18年には、「秀桜基金留学賞」を、同じく美術作家(コラージュによる)の妻・桜様と共に私財を投じて設立され、有望な若手美術家達を毎年海外留学に送り出すなど、後進の育成にも力を注いでおられます。

さらに、「命を考え、魂を感じる」芸術制作は、東日本大震災の被災地支援のために製作されたTシャツのデザインにも及び、その多彩な活動による功績は、文化振興の枠組みに止まらない顕著なものがあります。

贈呈と記念撮影

倉敷市役所 市長公室 秘書課
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