風しん対策について

風しん対策について

風しん抗体検査について

風しんについて

2018年7月下旬以降、関東地方を中心に風しん患者が増加しています。

また、9月5日現在、全国で風しんの患者数は362名となり、中国地方でも発生しています。

 

【風しんとは】

風しん(3日はしか)は、風しんウイルスによっておこる急性熱性発疹性疾患です。

飛沫感染によって感染します。

【潜伏期間と症状】

潜伏期間は2~3週間(平均16日~18日)です。典型的な症状としては、発熱・発疹・リンパ節腫脹がありますが、

ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が15~30%程度いると言われています。

【その他】

●抗体の不十分な女性が妊娠初期に風しんにかかると、胎児に先天性風しん症候群という障がいが起こる可能性があります。

妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、抗体が不十分な妊娠初期の方は可能な限り人混みを避けましょう。

また、妊婦の夫や子ども、その他の同居家族等、妊婦の周りにいる方は予防接種を受けるなど、感染予防に努めてください。

●9月5日までの発生では、30~40歳代の男性が多くなっています。

●平成2年4月2日以降に生まれた方は、2回、定期の風しん予防接種の対象となっています。



倉敷市では、風しん抗体検査を無料で実施しています。

また、抗体検査を受け、抗体価が風しんの感染予防に十分でないと判明した人には

風しん予防接種費用の一部を助成します。

対象となる人は、ぜひこの機会に抗体検査を受けてください。

リーフレット(風しん抗体検査)

 

風しん抗体検査を無料で実施しています。

対象

 倉敷市に住民登録があり、次の(1)(2)(3)のいずれかに該当する人

  ※ただし、過去に風しんの抗体検査を受けた結果、十分な量の風しんの抗体があることが判明し、当該予防接種を行う必要がないと認められる方は対象となりません。

  (1) 妊娠を希望している女性

  (2) 妊娠を希望している女性の配偶者などの同居者

  (3) 風しん抗体価が低い妊婦の配偶者などの同居者
    ※抗体価が低い妊婦とは、抗体価が次に示した数値の方です
     HI法 :32倍未満
     EIA法:EIA価8.0未満 または 国際単位30IU/ml未満
     参考:厚生労働省「予防接種が推奨される風しん抗体価について」

実施期間

 令和5年4月1日 ~ 令和6年3月31日

費用

 無料

検査の受け方

 県内の実施医療機関で検査を受けることができます。
  < 持参する物 >
   住所、生年月日がわかる物(健康保険証、運転免許証等)
   風しん抗体価が低い妊婦の同居者は、妊婦の抗体価が確認できる物(検査結果通知、母子手帳など)

   検査実施医療機関(倉敷市内)

 

抗体価が十分でなかった人には・・・

風しん予防接種費用の一部を助成します。

対象となるワクチンは、風しんワクチンと、MR(麻しん・風しん混合)ワクチンです。

麻しん(はしか)の予防も兼ねて、 混合ワクチンを接種することをお勧めします。


対象

 接種日に倉敷市内に住民登録があり、次の(1)~(3)のいずれかに該当する人。

 ただし、抗体検査から1年以内にワクチンを接種した人に限る。

 (1)妊娠を希望する女性で、風しん抗体検査を受け、抗体価が十分でないと判明した人
 (2)妊娠を希望する女性の配偶者などの同居者で、風しん抗体検査を受け、抗体価が十分でないと判明した人
 (3)風しん抗体価が十分でない妊婦の配偶者などの同居者で、風しん抗体検査を受け、抗体価が十分でないと判明した人


 「抗体価が十分でない」の基準は、次の説明文を参照ください。

 助成金の申請について

実施期間

 令和5年4月1日 ~ 令和6年3月31日
 ※予防接種を受けた後、申請により助成金の給付を受けることができます。

助成額(上限)

 MRワクチン7,000円 風しん単独ワクチン5,000円

 (助成回数は1人1回)

自己負担額

 医療機関ごとに設定された接種費用から助成額を差し引いた額

助成の受け方

 医療機関で、風しん(麻しん・風しん混合)ワクチンの予防接種を受けて、領収書(接種を
 受けた人の氏名、接種を受けた日、支払った金額、風しんの予防接種代が記載されているも
 の)をもらってください。  
 その後、償還給付の申請をしていただくと、助成金の給付を受けることができます。
 償還給付申請書に、領収書、風しん抗体価がわかるもの(結果通知等)、振込先の口座番号
 等がわかるものを添付して申請してください。
 申請内容を審査した後、振込先の口座へ助成金を振り込みます。

 ※領収書に風しんの予防接種代金であることが記載されていない場合は、明細書を添付して
 ください。
 ※風しん抗体価がわかるものについては、検査した人の氏名、検査日、検査方法、(HI法・ 
 EIA法・LA法)、抗体価が記載されていること。
 ※検査結果氏名と申請時で名前が変わっている場合は、氏名変更したことがわかるもの(運
 転免許証のコピー等)を添付してください。


  申請期限 : 令和6年3月31日(郵送の場合は当日消印有効)

  償還給付申請書 →  様式ダウンロード  (記入例)

  助成金の申請について (申請方法など)

  申請書提出先(郵送先)
  倉敷市保健所保健課感染症係
  〒710-0834  倉敷市笹沖170番地


風しんの追加的対策を実施しています 

 

2025年3月31日までに限り、下記のとおり抗体検査と予防接種を無料で実施します。

クーポン券の使用上の注意

 

風しん抗体検査

対象

 倉敷市に住民登録があり、昭和3742日から昭和5441日までの間に生まれた男性。

 ※ただし、平成26年4月以降に受けた抗体検査の結果の記録がある方や、風しんにかかった

 診断書等がある方、風しん予防接種(混合ワクチンを含む)を受けた記録がある方は対象とな

 りません。

受け方

 倉敷市が発行するクーポン券を持参の上、全国にある実施医療機関を受診してください。

 職場での健康診断や特定健診の機会に受けることも可能です。

 

 

 

風しん予防接種

対象

 倉敷市に住民登録があり、昭和3742日から昭和5441日までの間に生まれた男性の

 うち、平成26年4月以降に受けた風しん抗体検査の結果、抗体価が十分でないと判明して

 いる方。

受け方

 倉敷市が発行するクーポン券と抗体検査の結果がわかるものを持参の上、全国にある実施 

 医療機関を受診してください。

 

クーポン券について

 令和5年度は、昭和3742日から昭和5441日生まれの男性のうち、クーポン券を使用していない方に

 クーポン券を送付します。発送日は、4月末頃です。   

 紛失等による再発行も受付します。下記申請先に電話で申請するか、窓口へおこしください。

 (対象者の同一世帯員や法定代理人以外の代理人が窓口で手続きする場合は、委任状が必要です。)

 

 クーポン券発行申請先:倉敷市保健所保健課感染症係

 倉敷市笹沖170番地  TEL086-434-9810

 

 

●厚生労働省 風しん追加的対策

※実施医療機関については、こちらの厚生労働省のHPからご確認ください。

 医師の氏名は、実施医療機関で掲示しています。