平成28年度倉敷市文化章贈呈式
倉敷市では、毎年11月3日に、文化の向上や地域社会の振興などに貢献された市民又は市に縁故の深い方に倉敷市文化章を贈り、その功績を称えています。
平成28年度は、倉敷市児島文化協会会長で倉敷市文化連盟副会長の村山正則氏と倉敷市大山名人記念館館長の北村實氏のお二人が受章され、11月3日文化の日に市役所1階市民ホールにて贈呈式が行われました。
村山氏は、地元の開業医として児島地域の住民の皆様の健康管理や医療に携わる傍ら,美術や文学の活動にも熱心に取り組んでこられました。
平成4年の倉敷市児島文化協会の創立以来,会長を務められ,毎年秋に児島地区の総合文化祭である「児島市民文化祭」を開催するなど,地域の文化振興に尽力してこられました。平成5年からは,倉敷市文化連盟の副会長として,本市の文化向上に尽力され,平成9年からは倉敷市市民文学賞随筆部門の審査員としても地域文化の興隆に多大な貢献をされています。
また,昭和57年から10年間,児島医師会の会長として,地域医療の充実を図られるとともに,平成2年の岡山県警察協力医会発足以来,昼夜を問わず検視を担当され,夜間や休日に警察への協力体制を築いておられます。
北村氏は,昭和38年に大山名人後援会倉敷地区理事に就任以来,日本将棋連盟東中国支部連合会理事等の要職に就かれるとともに,日本将棋連盟棋道師範として,将棋の実力者としても名を馳せておられます。
大山名人記念館の館長補佐,館長としても,永年本市の将棋文化の振興に御尽力され,平成16年からは,篤志(とくし)面接委員として,刑務所や少年院などの矯正施設の受刑者等に対しても,将棋指導を通じた改善更生のための奉仕活動を続けておられます。
また,本市で開催されます「全国小学生倉敷王将戦」や「青空将棋道場」,女流棋士公式タイトル戦「倉敷藤花戦」などの開催に御尽力され,倉敷市が日本を代表する「将棋のまち」として認められる存在となるために多大な貢献をされました。
ここにあらためまして,お二人の永年にわたります御活躍に対し,深く敬意と感謝の意を表しますとともに,本日の御栄誉を心からお祝い申し上げます。