倉敷美観地区(現・倉敷館、倉敷民芸館前)を走るボンネットバス

倉敷美観地区(現・倉敷館、倉敷民芸館前)を走るボンネットバス

倉敷美観地区(現・倉敷館、倉敷民芸館前)を走るボンネットバス 昭和29年1月18日

倉敷駅前から倉敷市役所方面へ向かう道路(倉敷中央通り)のうち、美観地区入口交差点以南の区間は、昭和37年度に着工し昭和39年ごろ以降順次開通した。それ以前の美観地区入口交差点より南側(現・倉敷市立美術館・倉敷国際ホテル付近)は住宅密集地になっており、細い路地裏道があるのみだった。そのため、倉敷駅前と藤戸・児島方面とを行き来するバスは、美観地区入口~前神橋の区間を倉敷川の堀割に沿って走っており、美観地区を通り抜けるボンネットバスの姿を見ることができた。バスの真後ろの蔵は倉敷民芸館、写真右端に写る洋館は現在の倉敷館だが、今とは外観の配色が異なっているのも興味深い。
倉敷美観地区(現・倉敷館付近)を走るバス
(安藤弘志氏寄贈フィルム526)