平成20年度倉敷市文化章贈呈式
倉敷市では、毎年11月3日に、市民または市に縁故の深い方を対象に、文化の向上や地域社会の振興などにご貢献された方へ倉敷市文化章を贈り、そのご功績を称えています。
文化の日の平成20年11月3日、平成20年度倉敷市文化章の贈呈式が行われました。
今年度の文化章は、倉敷市文化連盟会長の室山貴義氏が受章されました。
室山氏は、倉敷市在職中、二度にわたり、町並み景観を守るために積極的な活動を行い危機を救われたことは多くの市民に知られています。特に二度目の助役在任中の平成2年には、歴史的町並みの背景の重要性を訴え、全国初となる「倉敷市倉敷川畔伝統的建造物群保存地区背景保全条例」制定に尽力されました。こうした景観に対する先進的な考えは、後に国が制定・公布した「景観法」の中にも生かされることになりました。
また、文化連盟に加盟してからは、副会長7年、会長10年の間に、積極的に多くの行事を行い、組織の活性化に尽力し、200を超える加盟団体をリードしながら本市の文化振興に大きく貢献されました。
さらに、若い頃から続けている作詞活動においても全国レベルで活躍されており、地元の民謡、合唱組曲、校歌、団体歌等でも大きな足跡を残しておられます。
式典は、10時から市役所1階市民ホールで行われ、伊東市長から文化章が贈呈されました。