平成19年度(第9回)建築文化賞受賞建築物

高齢化社会を迎えた現在にあって、この建物は老後の生活を安心、快適で心豊かに過ごせるようにとのコンセプトで高齢者向けの共同住宅として建設されています。
変形している多角形の敷地を効果的に利用して、また建物の全体計画にも工夫がされており、外壁をセットバックして雁行状としたリズミカルなデザインは、建物高さの割には周囲に開放性をもたらしており評価できるものです。
敷地の周囲には塀などを設けず、シンボル的な既存の楠を含めて多様な緑化に努められています。日影規制のためにセットバックした屋上部分を利用して菜園や庭園を設けるなど豊富に植栽が施され、少し明るめの外壁を落着かせる効果となっています。入居される方々にとって四季を感じられる安らいだ生活空間となっています。
所在地 : 倉敷市南町
建築主 :(株)全仁会 ローズガーデン倉敷 代表取締役高尾 武男
設計者 :(株)日建設計
施工者 :(株)鴻池組 広島支店
概要 : 共同住宅
RC 造、地上6階
敷地面積:4,391.31 m2
建築面積:2,482.75 m2
延床面積:7,989.36 m2
完成時期: 平成16年8月

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