HIV・エイズ

ページ番号1004768  更新日 2025年10月3日

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12月1日は、世界エイズデーです。

 世界エイズデーは、エイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、世界中で毎年さまざまな取り組みが行われています。治療法の進歩により、HIV感染者は早期に感染を把握し、治療を早期開始・継続すれば、エイズの発症を防ぎ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることができるようになりました。その一方、知識不足から生じる偏見や差別が課題となっています。

令和7年度世界エイズデーキャンペーンテーマ
 「U=U 検出されない=性感染しない」

 U=Uとは、HIV治療を受け、最低6か月以上継続的して血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によって他の人にHIVを感染させることがないことを示しています。「U=U」という言葉を知ることをきっかけに、HIV/エイズとともに生きる人々を支える社会について、みんなで考えてみましょうという意味が込められています。
 ※U=U・・・「Undetectable=Untarasmittable (検出限界値未満=HIV感染しない)」の略。

レッドリボンについて
 レッドリボンは、HIV/エイズと共に生きる人々への理解と支援を示す活動の世界的なシンボルです。レッドリボンを身につけることは、「エイズに関して偏見をもっていない、差別しない」というメッセージになります。

 

エイズとは?

エイズは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染しておこる病気です。
HIVは自覚症状がないまま、ウイルスが徐々に増えていきます。
その結果、HIV感染から数年〜10年程度経った頃に病気とたたかう抵抗力(免疫)が低下し、正常な免疫があればかからない病気を発症した状態をエイズといいます。

エイズの感染源は?

HIVは、血液・精液・膣分泌液・母乳が感染源となります。
これらが口腔や性器等の粘膜や、傷口から体に入ることで感染します。

感染経路は?

(1)性行為による感染(感染の約9割)

HIVに感染している人の精液、膣分泌液、血液から、性行為の相手の粘膜や傷口を通って感染します。

(2)血液を介しての感染

HIVが存在する血液の輸血や、覚せい剤などの依存性薬物の「回しうち」による注射器具の共用などによって感染します。

(3)母子感染

母親がHIVに感染している場合、妊娠中や・出産時に赤ちゃんに感染することがあります。
母乳による感染例もあります。
適切に治療・対応することで、赤ちゃんへの感染リスクを抑えることができます。

※咳やくしゃみ、お風呂・プール・トイレ、蚊にさされる等の日常的な接触では、感染することはありません。

予防するにはどうしたらいいの?

性行為では、コンドームを正しく使用するようにしましょう。
直前につけるのではなく、性行為のはじめから終わりまでつけておくことが必要です。

レッドリボンとキャラクターのイラスト


コンドームの使用は、性感染症の予防にも役立ちます。
※ピルは、避妊薬のため、性感染症は予防できません。

心配がある方は検査を受けましょう。感染しているかどうかは血液検査でわかります。
早く見つけて治療をすることも、感染予防になります。

早期発見・早期治療が重要です。
抗体検査は感染機会があってから3か月以降をおすすめしています。

HIV・エイズの関連情報

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このページに関するお問い合わせ

倉敷市保健所 保健課 感染症係
〒710-0834 倉敷市笹沖170番地
電話番号:086-434-9810 ファクス番号:086-434-9805
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